使い心地もおしゃれもどっちも欲しい!マスクだって着せ替える時代
すっかり生活の一部となったマスク。街中を歩いていても「あの人のマスク素敵だな」と思うことがありますよね。毎日使うものだからこそ、自分らしいおしゃれなマスクを使ってみませんか?手作りマスクカバーの作り方をご紹介します。
けーことんさん(@kcoton)
YouTubeでソーイング動画を配信している人気作家さん。作業工程を映しながら丁寧に説明してくださるので、初心者の方でもわかりやすいと評判です。
インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/kcoton/
マスクカバーはハンドメイドが一番
仕事に行くとき、買い物に行くとき、ちょっとした散歩に行くときも、マスクがお気に入りのものだと気分が上がりますよね。顔の大部分をおおってしまうものだから、デザインや雰囲気にこだわりたい!と思われている方も多いのではないでしょうか?おしゃれなマスクといっても、不織布マスクやウレタンマスクは柄もなく色がついているだけのシンプルなものが多いですよね。
それに比べると布マスクはデザインが豊富で好みのものを見つけやすいです。たくさん種類があっておしゃれ度の高い布マスクですが、不織布マスクに比べると花粉や菌の侵入を防ぐ効果は少ないと言われていますよね。
効果が少ないと不安だから、結局は不織布マスクを使うしかないと諦めていませんか?実は不織布マスクをおしゃれに見せるアイテムがあるんです。不織布マスクにかぶせて使うマスクカバーは、不織布マスクの機能性と布マスクのおしゃれさのどちらも叶えてくれる優秀アイテムなんですよ。
たくさんのすてきなマスクカバーを作ってInstagramに投稿しているけーことんさんは、YouTubeでソーイングの動画をアップされている人気ユーチューバーさんです。YouTubeのコメント欄でマスクを作成してほしいとの声が上がったことからマスクカバーを作り始めたそう。けーことんさんの動画は説明が丁寧でとてもわかりやすいので、手芸初心者の方でも安心です。
実際にけーことんさんのYouTubeをみてマスクカバーを作ったユーザーさんの中には、友達や家族へのプレゼントにしたり、ハンドメイドの商品を扱うショップに納品されている方がたくさんいらっしゃいます。縫い方や型紙も複雑ではないので、一度作り方がわかると隙間時間に作ることもできますよ。
マスクカバーには種類があるんです
マスクカバーといってもいろんな種類があるんです。不織布マスクが見えないようにすっぽりと上からおおうカバーや、カバーの中に紐を切った不織布マスクを入れて使うカバー、真ん中から不織布マスクが見えるようになっている穴あきマスクカバー、不織布マスクの内側にあてて肌にあたる部分だけをカバーするインナーカバーなど。それぞれに特徴があります。
不織布の上からつけるカバー
不織布マスクの上から重ねてつけるマスクカバーは既製品も多いので、デザインが豊富で手に入りやすく着けるのも簡単です。ですが2つのマスクを着けることになるので、紐で耳が痛くなりやすかったり、息苦しさを感じやすくなっています。
不織布マスクを中にいれるカバー
紐を切った不織布マスクをマスクカバーの中にセットして使う輪っか状のマスクカバーは耳にかけるのはマスクカバーの紐だけなので、耳への負担は軽減されますし、既製品も多いのでデザインも豊富です。ですが、こちらも2重になるので息苦しさは感じるかもしれません。
穴あきマスクカバー
穴あきマスクカバーは息苦しさや耳への負担はかなり軽減されて、不織布マスク1枚の時とそれほど変わりありません。不織布マスクを部分的に彩ってくれてしっかりとおしゃれさもプラスされるのでおすすめなのですが、ほかのマスクカバーと比べると既製品が少ないので、気に入ったデザインを見つけにくいかもしれません。
インナーカバー
肌が弱い方におすすめなのが、不織布マスクの内側につけるインナーカバーです。長時間マスクを着けているとかぶれてしまったりするのですが、コットンガーゼなどの肌に優しい素材を使ったインナーカバーを着けることで肌への負担が軽減されます。ただ、内側に着けるため、見た目は特に変わりません。
どのマスクカバーも簡単に手作りすることができるので、それぞれお気に入りのものを作って、その日のスタイルにぴったりあうものを選ぶのもいいですね。用意するのはお好きな布と紐だけなので手軽にチャレンジできます。紐の代わりにリボンを使うのもアクセントになっておすすめです。
マスクカバーは使う素材によって雰囲気をガラッと変えることができます。コットンを使うとナチュラル、サテンを使うとエレガント、レースを使うとかわいらしい雰囲気になりますよ。触り心地も異なるので、いろいろ試してお気に入りを見つけてくださいね。
穴あきマスクカバーの作り方
今回はおしゃれさと機能性をそなえた穴あきマスクカバーの作り方をご紹介します。このカバーはほかのカバーと比べて息がしやすいので、マスクが苦手な子どもや高齢者の方にもおすすめです。
材料は好きな布だけです。手芸屋さんが近くになくて、といった方でも大丈夫!ホームセンターで材料を揃えることができますよ。また、ミシンがなくても手縫いで作ることもできますので安心してくださいね。
作り方(幅17㎝のマスクの場合)
型紙を作ります。底辺14cm×上辺11cm×高さ4cmの台形の型紙を1枚用意してください。型紙は破れにくく丈夫なものを使用してください。厚紙やトレーシングペーパーがおすすめです。
次に布を切っていくのですが、肌に直接ふれる下布と表から見える上布の2種類に分かれます。まずは上布を切り取ります。布を2つに折って、輪っかになっているほうが型紙の底辺(長いほう)になるようにして2枚切り取ってください。
次に下布は上下用とサイド用の2種類用意します。こちらは2つとも、布を2つに折り、輪っかになっているほうが型紙の上辺(短いほう)になるようにして、各2枚づつ切り取ってください。
合計6枚の布が切り取れたら、6枚とも長い辺を1mm内側に折ってアイロンでしっかりと型をつけてください。
下布の上下用を縫います。布を長い辺が重なるように半分に折って端を縫います。2枚とも縫えたら、短い辺の端から1cmのところに線をひいておきます。
次に下布のサイド用を縫います。布を長い辺が重なるように中表に折って、短い辺を1cmの縫い代で縫います。縫い代を5mmくらいカットしたら表に返して、先ほど縫った上下用の布を線に沿って差し込みマチ針で仮止めしたら、2つを縫い合わせるようにして、サイド用の長い辺を5mmの縫い代で縫います。この時、差し込む上下用の布は短い辺が外側にくるように配置してください。
表布を縫います。長い辺が重なるように中表に折って、下布のサイドと合わせて同じ長さになるように線を引き、少しだけ大きめに縫います。表に返して台形の底辺と上辺をそれぞれ縫います。
出来上がった表布を、下布のサイド側にぴったりと重ねたら2枚を縫い合わせるように表布の上下の端を縫い完成です。
ポイント.それぞれのパーツを縫うときにアイロンをかけながら行うと作業がしやすいです。
おわりに
着けるだけでいつもの不織布マスクがおしゃれに変身するマスクカバーはいかがでしたか?花粉症対策や感染症対策として欠かすことのできない不織布マスク。かわいくないな、なんて思わずにお気に入りのカバーを作って、ファッションの一部として楽しんでくださいね。
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