プレイヤー人口1億人超え! 課金では勝てない非Pay to Winのビジネスモデルで成功したApexとLoL
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新型コロナウイルスの影響で、ゲームはプレイする人も配信を視聴する人も大きく増加し続けています。人気配信者にもなると、同時接続者数は数千人超えは当たり前。投げ銭がかなりの額になることも……。
1つの文化としてさらに定着をした感のあるゲームですが、人気の凋落が激しいエンターテインメントでもあります。そんな競争が激しい世界において、プレイヤー人口が1億人を突破しているゲームをご紹介しましょう。
バトロワFPSの代名詞的タイトルApex Legends
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ほぼすべてのプラットフォームに対応しているとはいえ、配信開始から約2年で1億人ものプレイヤーが遊んだという数字は驚異的。
本作は基本プレイ無料のゲームで、プレイヤーは「レジェンド」と呼ばれるキャラクターを選択し、3人1組のチームとなって生き残りをかけた対戦を行うオンライン型のゲームです。いくつかゲームモードはありますが、一般的なのは最大20チーム(60人)が参加するもので、最後の1チームになるべく競い合います。
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「基本プレイ無料」と聞くと、いわゆるスマホゲームを想像する方もいるでしょう。スマホにおける基本プレイ無料ゲームの多くは、「Pay to Win」型ゲーム。これは、いわゆる課金すればするほど強くなる仕組みのことを指します。
ガチャで強力なアイテムやキャラを引くまで回し続けるなどは、まさにPay to Winの象徴といえます。Pay to Winはそれまでパッケージ販売が主な収益だったゲーム業界において、ある種のエポックメイキングともいえるビジネスモデルで、現代のスマホゲームにおいては主流のスタイルとなっているのはご存知のとおり。
しかし、『Apex Legends』はPay to Winモデルではありません。いわゆる「プレイがうまいプレイヤーが勝つ」ストロングスタイル型のゲーム。同作内にもガチャに相当するフィーチャーは存在するものの、排出されるのはチャームと呼ばれるアクセサリー類がメイン。こういったものを装備しても、武器のステータスには影響がありません。
では、どうやって収益を上げているのか? それはスキンと呼ばれるキャラクターや武器やアイテム類の見た目を変更できるデータ販売です。これらのスキンは定期的なアップデートによって追加され続けており、期間限定のものも存在するため、お気に入りのキャラスキンが登場したらつい購入したくなるんです。
スキン販売のビジネスモデルでの成功はLoLが先行
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日本では2017年3月に配信が開始されたLoLは、MOBA(Multiplayer Online Battel Arenaの略)と呼ばれるタイプのゲームで、PC版のみの展開。基本プレイ無料という点はApex Legendsと同じです。
LoLでは5人1組のチームを組んで、2チームがぶつかり合うスタイル。各プレイヤーは「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターを1体選択して参戦し、お互いの本拠地にある「ネクサス」の破壊を目指してバトルします。
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競技性の高さから、eスポーツの代名詞タイトルとしても知られており、世界各国にプロチームが存在し、毎年頂点を極める大会『World Championship』も開催されています。しかも、その賞金総額は億単位と桁外れ!
ゲーム内での収益はスキン販売にとどまりますが、近年ではPCゲーミングギア(マウス、キーボード、ヘッドセットなど)とのコラボ商品も積極的に展開しており、こちらのライセンス料の収益も確保しているようです。
非Pay to Win型のゲームは、いかにプレイヤー人口を確保して、飽きさせずにプレイをし続けてもらうかがビジネスのカギを握るのはいうまでもありません。今後も積極的なアップデートで、プレイヤーを魅了し続けてくれることでしょう。
(文・辻英之)
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