非常識取材をしたNHKが漫画家に謝罪!「事の経緯をNHKサイトに掲載」

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人気漫画家・唐沢なをき先生に対してNHK『マンガノゲンバ』スタッフが非常識な態度で取材をし、唐沢先生と奥さまに不愉快な思いをさせていた件をご存知だろうか? あまりに失礼な態度で取材をされたため、唐沢先生は残りの取材を拒否。ついに、番組自体が放送中止となってしまった騒動だ。

その後、唐沢先生と奥さまに対してNHKから謝罪したいと申し出があったものの「不愉快な経験を思い出したくない」という理由から、その謝罪依頼を拒否。しかし、インターネットで大きな騒動になったことでNHKは事態を深刻に思ったのか、3度目の謝罪依頼を申し込んだという。そこで唐沢先生は「不愉快の原因となったあのディレクターはこないこと」という条件を付け、NHKスタッフと会うことになったのである。

そしてつい先日、唐沢先生と奥さまにNHKスタッフが実際に会い、謝罪を行ったという。このことは唐沢先生の公式ブログ『からまんブログ』に奥さまが日記として書いており、「今日、NHKの方々と会って、謝罪を受けました。……と、それ以上書くこともあんまり無いというか、丁寧に謝罪していただきました」とコメントしている。

どうしてディレクターが非常識な取材をしてしまったのか? その点に関しても書かれており、奥さまはブログに「今回の件は、ディレクターさんが自分のストーリーこそ最高だ、いい番組を作ってやるぞ、と突っ走ってしまい、取材対象の気持ちをないがしろにしてしまった、今後は若手ディレクターたちの教育などに力を入れて再発防止したい、とのことでした」と、NHKのコメントを交えて書いている。どうやら、ディレクターがひとりで暴走していたのが原因のようだ。

唐沢先生はNHKスタッフに向けて、次のようにアドバイスをしたという。「事前に番組側から こういう内容の放送にしたい と進行表を出してもらって、確認、修正する時間をもらえれば、この事態は防げたのではないか」、「進行表の内容を見て、マンガ家が コレは違う と思った場合、番組側とマンガ家の両者が納得できる内容になるよう、すり合わせができるといいんじゃないでしょうか」。確かにそのとおりである。お互いの意思の疎通なくしてマトモな取材はできないし、向かおうとしているポイントがわからなければ右往左往して終わりである。

今回の件に関してNHKスタッフは、『マンガノゲンバ』公式サイトに事の顛末(てんまつ)を掲載し、明確に視聴者や唐沢先生のファンに向けて一部始終を伝えるようである。どのように事態の説明をするのか非常に注目されるところだが、9月19日(土曜日)6:24現在、まだ事態の説明文は掲載されていない。

いろいろと漫画界と放送界、そしてファンたちに震撼を走らせた今回の騒動だったが、ブログの最後に奥さまは「なをさんの取材に一緒に出演していただく予定だった方々、ご協力していただいた方々にも、もう一度お詫び申し上げます」とコメントをし、関係各社(各人)にお詫びのコメントを残している。

イラスト: 見ル野栄司

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