阪神・佐藤輝明、楽天・早川隆久ら期待のルーキーたちの滑り出しは?

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阪神・佐藤輝明、楽天・早川隆久ら期待のルーキーたちの滑り出しは?

 期待のルーキー一番星が、一番乗りでプロ初勝利を挙げた。楽天の早川隆久投手が28日の日本ハム戦に先発し、6イニングを投げて4安打無失点で勝利投手となった。

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 昨年11月のドラフト会議では近大の佐藤輝明と並び、最多となる4球団が1位指名した逸材。田中将大、涌井秀章、岸孝之、則本昂大といった豪華先発ローテーションに割って入り、本拠地開幕カードでの先発の座を手にしていた。

 4回に無死満塁、6回には1死満塁というピンチも招いたが、冷静でクレバーなマウンドさばきでともに無失点で切り抜けた。直球は最速148キロをマーク。自慢のチェンジアップ、スライダー、カットボールもどれも空振りを奪える切れをみせ、安定感が光った。開幕3試合目での勝利は、球団の新人最速記録となった。

 この日はロッテのドラフト1位・鈴木昭汰投手もソフトバンク戦に先発し、プロデビューを飾っていた。こちらは5イニングを投げて1安打2失点。6四球を出しながら、要所で踏ん張る粘りの投球だった。1-2とリードを許したまま降板し初勝利はお預けとなったが、味方が一時逆転するなど、敗戦投手にはならなかった。

 ロッテはドラフト会議で、最初は早川を1位指名。くじ引きで敗れ、外れ1位で鈴木を指名した。今度はヤクルトと競合したが、当たりくじを引いたロッテに入団。このまま日曜日の登板でローテーションが回っていけば、いずれ早川と投げ合う因縁の対決が実現する可能性も出てくる。

 3月31日には日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手が西武戦で先発登板デビューを飾る予定。こちらは日本ハムが1位で一本釣りに成功した期待の地元出身右腕。パ・リーグではこの3投手が新人王争いの中心になっていきそうだ。

 セ・リーグに目を移せば、オープン戦の本塁打王である阪神の佐藤輝明が開幕2戦目に早くも1号本塁打を放った。鍛え抜かれた体躯と飛距離は新人という括りを抜きにしても、必見のスラッガーだ。

 DeNAのドラフト2位・牧秀悟も外国人選手不在の影響もあり、一塁で開幕スタメンの座をつかんだ。開幕3連戦では4安打を重ね、打率・333と好調な滑り出しだ。

 上位指名ではなかったが、ヤクルトのドラフト4位・元山飛優は開幕2戦目で初出場。9回に右翼ポール際へアーチを運び、デビュー戦で初本塁打を放った。

 期待の野手が目立つセ新人勢だが、異色のコンビが広島のドラフト1、2位コンビ。1位の栗林良吏がクローザー、2位の森浦大輔がセットアッパーといきなり勝利の方程式に指名された。

 開幕3連戦ではともに2試合に登板。いずれも無失点で、栗林は1セーブ、森浦は2ホールドをマークした。ポジション的にチームの成績次第で個人スタッツも変わってくるが、好投が続けば救援陣が課題のチームには大きな戦力となってくる。

 DeNAの1位・入江大生も開幕ローテーション入りし、31日のヤクルト戦でのプロデビューが予定されている。

 アマチュアでのラストイヤーをコロナ禍が襲い、難しい調整を強いられてきた今年の新人たち。それでも期待に違わぬスタートを各々が切った。新人イヤーでの活躍は、特に序盤で流れに乗れるかどうかが左右する。ペナントの行方と同時に、し烈な新人王争いの幕も切って落とされた。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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