シャープとサムスンが提携でネット上で批判集まる 公式Twitterで「シャープの製品のことは嫌いにならないで」
シャープとサムスンが資本提携を交わしたという報道が行われ、日本のネットユーザーからシャープに対して批判の声が集まっている。資本提携の内容はシャープが最も得意とする液晶パネルをサムスンに長期的に供給する業務提携。その中にIGZO技術は含まれていないとするが、国内ユーザーからは「そうはいってもその技術もいつか盗られる」と心配の声が挙がっている。
シャープ公式『Twitter』(@SHARP_JP)には数多くの心配する声や批判の声が集まっており、中には不買するという声まで挙がっている。それに対してシャープ公式『Twitter』は次の様にツイート。
・本日の資本提携の発表に関しては、すいません、私から申し上げることはなにもありません…率直に言って、私はなにも、わかりません…し今後のことも知り得ません、ごめんなさい
・なぜなら…昨年より、弊社へ応援や共感のお声をいただいてきた…ツイッターやFacebookの最前線に立っていたのが、私だからです
・おそらく私は、この1年で、最も励まされたシャープ社員なんでしょう
・そんな私ですから…弊社を応援してくださる、その理由や…拠り所のひとつが失くなった…と感じられる方がたくさんおられる、ことはよくわかっている…つもりです
・私のことは嫌いになっても…シャープの製品のことは嫌いにならないでください
(ツイートから一部を抜粋)
以上の様に数々のツイートを行っている。サムスンは本来は台湾のホンハイと600億円で提携予定だったが、新たに韓国のサムスンから100億の出資を受けることで合意を上記の様な提携へとなった。国内メーカーからは助けの手が一切ないとは、なんとも皮肉なことである。
国内メーカーとサムスンとの提携はこれが初ではなく、過去にはソニーが、サムスンと提携しS-LCDを設立したことがあった。現在はソニーがS-LCDを引き上げ、S-LCDは完全にサムスンの子会社となっている。いわゆる合併解消である。
このシャープのツイートを見て思ったのだが前田敦子さんがAKB48を卒業した際の「私のことは嫌いでもAKBは嫌いにならないでください」に似ている。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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