童謡「たき火」が戦時中に放送禁止になった2つの理由とは?
♪ 垣根の垣根のまがりかど たき火だ たき火だ 落ち葉たき~
でお馴染み童謡「たき火」。
実は戦時中に2つの理由で放送禁止になっていたことがあるそう。
この曲は元々1941年に JOAK(現在の NHK)ラジオ「幼児の時間―うたのおけいこ」で放送するために作られた曲。
12 月9日から3日間放送される予定だったが、前日の 12 月 8 日に日米開戦を迎えてしまったため、戦時特別番組が組まれ、放送は2日間で打ち切られてしまったという。
そして、軍部から、「たきびは攻撃目標になる」「落ち葉も貴重な資源、風呂ぐらいは焚ける」とクレームがいたということで、残念ながら放送ができなくなってしまいました。
「たき火」が再び放送されたのは戦後である1949年。やはり「幼児の時間―うたのおけいこ」でした。全国放送されたことで各地に広がり、今や冬を代表する童謡となっています。
(written by 山崎健治)
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