冬用コートのお手入れは自分で!ウールとダウンの失敗しないお手入れ法
お気に入りの冬用コート、来年も着たいけど、クリーニングに出すほど汚れてはいないし…と悩んでいませんか?それなら、自分でお手入れしてみましょう。特に迷うことが多い、ウールとダウンの冬用コートの失敗しないお手入れ法を紹介します。
冬用ウールコートのお手入れを自分でする方法
まずは、コートについている洗濯の表示を必ず確認してください。水洗いできないと表示されているものは、裏地に特にデリケートが素材を使っているか、何かしらの処理がされている可能性があります。この場合は、迷わずクリーニングに出すほうが無難です。
冬用ウールコートを手洗いするとき、注意したいのが皺と型崩れです。揉み洗いや長時間の洗濯は厳禁です。
専用の洗剤を準備してください。それを少量だけ布に取り、コートの目立たないところをこすって色落ちを確認してください。
色落ちするようであれば、やはりクリーニング店に任せてしまうほうが良いでしょう。
色落ちはしないことを確かめたら、洗濯表示で指定された温度の水を、バスタブにいれます。量は、コートが被るくらいです。
コートにピンポイントの汚れがある時は、そこを先につまみ洗いのように洗っておいてください。ポケットの中なども、ゴミや汚れをチェックしておきましょう。
準備ができたら、バスタブに規定量の洗剤を溶かします。そこにコートを浸し15分ほど漬け置きにしてください。揉んだり押したりはしないようにしましょう。
放置したコートを、次は揺らすように水のなかで振り洗いをしてください。
汚れを浮かしたら、この後はすすぎです。水を入れ替えながら、泡や汚れが出なくなれば完了です。すすぎも、揺らす程度を心掛けましょう。
バスタブの淵にコートをかけて、水が切れるのを待ちます。水が滴らなくなたったら、バスタオルで全体をタオルドライします。
コートを太めのハンガーにかけて、風通しが良い日陰に干してください。
しっかり乾いた後は、コートの皺伸ばしです。
全体に満遍なく、アイロンのスチームをあてましょう。アイロンが直接触れないよう、注意しながら行ってください。ウールは、水分を含むとふっくらし、皺が伸びるという特徴があります。
スチームをかけたあとは、また陰干しをして、完全に乾いたことを確認してからしまってください。
裏地の皺は、アイロンを低温に設定し、あて布をしながら慎重にアイロンすることで改善できます。
冬用ダウンジャケットやダウンコートのお手入れを自分でする方法
最近は、洗濯機で洗えるダウンジャケットやダウンコートも販売されています。そうしたダウンコートなどは、洗濯表示の支持通りに洗濯をすれば、おおむね問題はないでしょう。
そうでないダウンコートのお手入れは、これから紹介する方法がおすすめです。
まずポケットの中などの汚れを取り、ピンポイントの汚れはつまみ洗いなどで先に処理しておきましょう。
次に、形を整えます。ジッパーやボタンは、しっかり留めてください。フードがついていて、外せるようであれば外しましょう。
大きめの容器や洗面台に30度程度のぬるま湯をはり、専用の洗剤を溶かしてください。そこにダウンコートを折りたたんでいれます。
全体を、2度から3度程度、押し洗いをしてください。この時、力を込めてグイグイしないように注意してください。洗浄剤を含ませるための押し洗いなので、優しく押すことが大切です。
ダウンコートが膨らんだりしぼんだりすることで、中で対流が起き、洗濯ができる仕組みです。
終わったら、すすぎも同様に行いましょう。水を数回変えながら、汚れや泡が出無くなれば完了です。
水抜きは、やはり上から押すだけです。残った水分は、バスタオルを使ったタオルドライで、できるだけ取り除いてください。
さて、ここからがダウンジャケットやダウンコートのお手入れの重要なポイントです。吊るして干してはいけません。ダウンが下のほうに固まって乾いてしまうためです。
平らな場所にタオルを敷き、その上にダウンコートを広げて乾燥させます。8割り方乾いたと感じたら、その後はハンガーにかけて陰干しをしてください。
中までしっかり乾燥させないと、カビが発生してしまいます。長すぎると感じるくらい、干す時間をたっぷり取ることが大切です。
おわりに
冬用コートのお手入れも、専用の洗剤や新しい素材のおかげで、自分でできることが多くなりました。長く使うには、こうした手軽さも重要なポイントではないでしょうか。来年の冬も、またお気に入りのコートで迎えたいものですね。
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