部屋干しハンガーの正しい選び方!効果的な干し方も解説
部屋干しに欠かせないアイテムにハンガーがあります。中でも部屋干しハンガーは、部屋のスペースに合わせて上手に選びたいものです。そこで部屋干しハンガーの上手な選び方について調査してみました。効果的な部屋干し方法とあわせてご紹介します。
部屋干しハンガーを効果的に使いたい!
生活スタイルを問わずにできる部屋干しは、天候やその日のスケジュールなど、洗濯した時の状況に振り回されることなく洗濯物を干すことができます。そのため、近年では部屋干し派も増えているといわれていますが、部屋干しに欠かせないアイテムが部屋干しハンガーです。
部屋干しする機会が増えていることから、部屋干しハンガーにもさまざまな工夫が凝らされて、さまざまな商品が取り扱われるようになりました。部屋干しハンガーの種類の多さに、どれがよいのか迷ったことのある人も多いのではないでしょうか?
今回は部屋干しハンガーに焦点を当て、種類や選び方について調査してみました。部屋干しでも時間をかけずにスッキリ乾かす方法についてもご紹介します!
部屋干しのメリット・デメリット
部屋干しのメリットは、雨や雪などの天候に左右されないだけでなく、花粉やPM2.5なども気にせず干せることです。さらに生活スタイルに縛られにくいため、都合に左右されることなく干せる点も人気の理由といえます。
さらに洗濯物を室内に干すことから、衣類が直接的に日光に含まれる紫外線を浴びることもありません。紫外線による衣類の変色や色落ちが少なく、お気に入りの服を傷める心配も少なくてすみます。
また、下着類などはどうしても盗難の心配がついてまわる衣類です。強風で洗濯物が飛ばされてしまう恐れもあります。部屋干しならば室内に入られない限り、これらの衣類の盗難や損失の心配がない点も無視できません。
もちろんメリットがあればデメリットもあります。部屋干しは外干しした場合と比較して、乾く時間が長くなるのが一般的です。天気や気温などにも影響されますが、冬場はともかく夏ははっきり差が出ます。
また、洗濯物が乾いても生乾きになり、鼻につくにおいがすることも珍しくありません。洗濯物が乾いても、その分だけ部屋の湿度も上がってしまいます。そこで早く乾燥させて除湿するためにと、扇風機や除湿機などの家電による電気代が余分にかかることもデメリットです。
そして何より部屋干しは洗濯物を干すスペースが必要なため、生活スペースを圧迫されます。このデメリットを防ぐためには、家を空けている時間や家族が寝ている夜に干すなど、忙しい中での時間とスペースのやりくりが必要です。
部屋干しのデメリットを解消するため、洗濯用洗剤では部屋干し用が売り出され、家電も電気代を抑えた機種が新たに登場するなどの変化もあります。家庭環境に合わせて上手に部屋干しと付き合うのがよいでしょう。
部屋干しハンガーの種類は大きく分けて2タイプ
部屋干しのメリットとデメリットを比較したうえで、メリットの方が上回る家庭は少なくありません。では部屋干しに欠かせないものといえば、洗濯物を干すための部屋干しハンガーです。そんな室内に洗濯スペースを作れる部屋干しハンガーには、大きく2種類のタイプがあります。
1つ目は鴨居やドア、エアコンなど、部屋にあるものにフックなどを使って引っ掛けることで設置するフックタイプです。設置が手軽で小型の物が多く、洗濯物に取られるスペースが小さくてすみます。
ただし、小型の分だけ耐荷重が小さく、大量の洗濯物を干すのには向いていません。「こまめに洗濯をするので、一度の洗濯量が少ない」「ちょっとだけ余分にスペースが欲しい」という場合には、こちらのタイプでも十分でしょう。
2つ目は使う時に出してきて、床の上に直接設置するラック(置き型)タイプです。移動も楽なので、部屋干しだけでなく外干しとも兼用できるものもあります。フックタイプよりも耐荷重が大きい商品が多く、一度に大量に干したい家庭では特に便利です。
ラック(置き型)タイプの場合は設置にスペースを必要とするものが多く、広い部屋がある家庭向きといえます。「子供がいて洗濯物が多い」など、広いスペースを割いてでも部屋干ししたいという場合にはこのタイプがおすすめです。
部屋干しハンガーを選ぶ時の基準は?
部屋干しハンガーを選ぶ時に大切なことは、一度の洗濯でどのくらいの洗濯物を干したいかをはっきりさせることです。次にその洗濯物を干すのに、どのくらいスペースが足りていないかを見極めましょう。
足りないスペースが小さければフックタイプで十分です。干したい洗濯物の耐荷重を基準に、必要な数だけ設置しましょう。耐荷重を超えて洗濯物を干すと、ハンガーが壊れてしまいます。1つのハンガーにかける洗濯物の量を少なめに見積もって、数を大目に設置すると安心です。
フックタイプを設置する場所は、使っていない時のことを考えて選びましょう。人を家に招いた時に目につきやすい場所や、生活するうえで邪魔になる場所は避けます。折りたためるタイプや、必要な時に手軽に着脱できるタイプがおすすめです。
洗濯物を部屋干しする時に足りないスペースが大きい場合は、生活スペースと相談が必要になります。生活スペースに十分な余裕がある場合は、耐荷重の大きいラック(置き型)タイプの中でも、移動も楽なキャスター付きを設置するとよいでしょう。
ラック(置き型)タイプも購入する際には耐荷重をしっかりとチェックしてください。また、必要ない時の収納方法も生活に合ったものを選ぶことが大切です。人の目につかない場所にしまいやすい、コンパクトに折りたためる商品を選ぶと扱いに困りません。
問題は生活スペースに余裕がない場合です。夜になって家族が寝た後にできるスペースに干すか、日中家族が外出している時に干すなど、スペースの確保に工夫が必要です。
家の中の構造によっては、人の目につきにくい2階の廊下などに、ワイヤータイプやつっぱり棒タイプなどを数多く設置する方がよい場合も考えられます。家族の協力も必要になるので、全員でよく話し合うことも大切です。
部屋干しする時に早く乾かすコツ
部屋干しするときに悩むことに、乾く速度が遅いことがあげられます。洗濯物を干す時には5cm以上の間隔で干すことが理想といわれ、空気の通りをよくすることが大切です。洗濯物が干している間に寄らないように、等間隔で干せるように工夫された物干しハンガーを使うとよいでしょう。
衣類を干す時も、縫い目が外にくるように裏返してから干すと乾きが早くなります。干す位置も大切で、厚手のものや丈の長い乾きにくい洗濯物は外側に、靴下のような小物類は内側に干すと、まんべんなく乾きやすくなるので試してみてください。
また、洗濯物を干す場所が足らなくなったからといって、カーテンレールに干すと生乾きの原因になります。きちんと部屋干しハンガーにかけて、空気の通りを確保してください。生乾きの時間が伸びると荷重でカーテンレールが傷むだけでなく、雑菌が繁殖して異臭の原因になります。
部屋干しハンガーの置き場所も大切です。「見た目にこだわらない」「人が来る心配がない」という時は、エアコンの風が当たるところに置くと乾きが早くなります。エアコンの前に置きにくい時には、扇風機で風を送りましょう。
浴室乾燥機を使って洗濯物を干す方法もあります。浴室と洗濯物の乾燥を同時にできるため、浴室のカビの繁殖を抑えられると同時に、夜に洗濯物をするという人にはおすすめです。洗濯乾燥機を使えない衣類も問題なく乾かせますが、初期費用と電気代もしくはガス代が別途かかります。
おわりに
部屋干しは部屋干しハンガーを置くスペースさえ確保できれば、外干しにないメリットのある干し方です。部屋干しハンガーもさまざまな商品が出ているので、上手に使いこなせれば部屋干しでも気持ちよく干しあがります。部屋干しのコツもマスターして、快適な洗濯ライフを送ってください!
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