ガーデニング資格とは!?目的に合わせた資格取得方法を解説
ガーデニングに資格が必要なの?と、思わず首を傾げたくなってしまった人も、多いのではないでしょうか?実は、ガーデニング資格は、多岐に渡ります。仕事としてのガーデニング資格を取りたいのか、自分の庭を素敵にするための知識が欲しいのかで分かれますにで、詳しく解説します。
ガーデニング資格の種類について
ガーデニング資格には、大きく分けて2つあります。一つは仕事にするための、国家資格。もう一つは、個人的なガーデニングの知識を深めるための民間資格です。
国家資格を取得すれば、履歴書などに堂々と記入できますので、有利かもしれません。
しかし、実際は、ガーデニングの仕事をするために、絶対必要な資格というのはありません。
ガーデニング教室を開いたり、アドバイスをしてそれなりの料金を貰ったとしても、特に資格を必要としないのが実際のところです。
ただ、仕事という位置づけでみると、国家資格なり民間資格なり、プロフィールに書けるものがあったほうが、少し見栄えが良いですし、肩書として表に出すことができるというメリットはあります。
では、それぞれの資格の種類について、紹介していきましょう。
ガーデニングの国家資格とは!?
ガーデニングの国家資格は、実際のところ、建設関係に凄く近い資格になります。簡単に幾つか紹介してみます。
造園施工管理技士
こちらは、大規模な庭を作るときに必要な資格です。美術館の庭や公園などを、デザインしたり管理監督するためのもので、一般的には縁の無い資格ともいえます。
園芸装飾技能士
都道府県にある、職業能力開発協会が行う検定です。ガーデニングに対する、深い知識が必要とされます。完成した公園の樹木の管理や、園芸店などに重宝される資格となります。
フラワー装飾技能士
ガーデニングというよりは、生花を扱う資格です。ブライダルブーケを作ったり、会場を装飾したりといった仕事に必要な資格です。
こうした国家資格には、実務経験が必要なものが多く、仕事にするために取得を考えるならば、それなりの時間と努力が必要になってきます。
誰よりも素敵な庭を作るためのガーデニング資格とは!?
誰よりも素敵な庭を作りたい、寄せ植えをもっと映えるように設えたいなど、自分が満足できるような知識が欲しいというのであれば、民間資格で十分でしょう。
ガーデニングの民間資格には、どんな種類があるのでしょうか?直接学べるものから、通信教育まで、自分の都合に合わせられるのも、民間資格のメリットといえるでしょう。
ガーデンコーディネーター
ガーデンコンシェルジュ
ガーデニングアドバイザー
園芸インストラクター
グリーンアドバイザー
庭園デザイナー
庭園管理士
ガーデニングデザイナー
フラワーデザイナー
それぞれの資格を、取得が簡単な順番で紹介しましょう。似たような内容でも、より深い理解や、広い知識が必要になってきます。
ガーデンコーディネーター
代表的なイングリッシュガーデンの作り方や、自宅をバラ園のようにする方法などを基礎から学べます。
害虫駆除や草花の手入れといった、基礎的なものが学べるので、初心者にはおすすめの資格です。
ガーデンコンシェルジュ
庭が無くても大丈夫。ベランダでガーデニングを楽しむ方法などが学べます。
庭、ベランダ、屋上など、それぞれの楽しみ方や、お手入れ方法など、幅広い基礎知識が勉強できます。
ガーデニングアドバイザー
趣味のガーデニングを、誰かに教えたいという時に、役に立つ資格です。ホームセンターの園芸部門の就職などにも役に立つ資格の一つです。
通信教育でも受講できる資格の一つですから、興味がある人は資料を取り寄せてみると良いかもしれません。
園芸インストラクター
ガーデニングの知識だけではなく、庭を設計施工するための技術的なものも含んだ講座です。園芸やガーデニング関連の仕事をするには、とても有利な資格になります。
必要とされる知識が多岐に渡りますので、それなりの努力が必要になる資格です。
グリーンアドバイザー
公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が発行する資格で、植物の育て方の詳しい知識を持っていることを認定され、人に教えることができる専門家としての資格になります。
資格取得後は、協会主催のイベントに参加できたり、園芸教室の講師になることができたりなど、協会のサポートが受けられるのが強みです。
庭園デザイナー
先に紹介した、園芸インストラクターに近い資格のようです。庭には調和が必要で、和風、洋風などに合わせた庭のデザインを学べます。
植物だけではなく、庭に置く調度品も合わせたハーモニーを重視した内容で、少し専門的な領域になるようです。
庭園管理士
耳慣れた言葉で言い換えると、庭師とか植木屋さんといった職業の人たちが持つ資格です。小さな庭から、大きな庭園までを管理し、ガーデニングの知識も必要とされます。
日本園芸協会が主催する民間資格ですが、かなり本格的なものになります。
ガーデニングデザイナー
庭をデザインする資格です。その庭も、公園や植物園、緑地などを指し、環境に貢献できる資格でもあります。
庭に関わるエクステリア、給排水の知識、設計、製図、測量などの知識がまず必要とされ、続いてセンスも重要な能力とされます。
フラワーデザイナー
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会が主催する資格です。学校に入学する必要があり、既定の受講が完了後、始めてフラワーデザイナー試験を受験する資格を取得できます。
試験後、合格して、やっと協会認定のフラワーデザイナーとなることができます。
おわりに
ガーデニングの資格が、こんなにあることに驚いていませんか?自分はどうしたいのかを、しっかり考えたうえで、最適な講座を選んでください。欲しい知識を、楽しく学ぶことができるかが、とても大切です。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。