食のビジネスを志す人を応援するシェアキッチン「たのしかラボ」がオープン


スポーツ、レジャー、外食、農業などの分野で国内外の32拠点にて事業を展開する「高橋」は、福岡市に2021年春開業予定の複合商業施設「GARDENS CHIHAYA(ガーデンズチハヤ)」内に、シェアキッチン「たのしかラボ千早キッチン(たのしかラボ)」をオープンする。商業施設内でのシェアキッチン開設は、福岡県内では初めての試みとなる。

食のビジネスを志す人を応援する施設

食のビジネスは、優れたアイディアやスキルがあっても、事業化までには資金調達や許認可手続き、商品開発、事業計画、販路開拓などのハードルやリスクが伴う。さらに、コロナ禍により食のビジネス環境は厳しさを増す一方で、思いはあっても一歩を踏み出すことが難しくなっている。

“事業創造カンパニー”を掲げる「高橋グループ」がオープンする「たのしかラボ」は、同社がこれまで培ってきた経験とリソースを活用し、専門家やテナントと連携しながら食のビジネスを志す人を応援する施設。商業施設内に開設することで、同施設の利用者は食材の調達や集客がしやすく、来場者の反応が得やすいメリットがあり、新たな食や作り手との出会いの場にもなる。

地域でアイディア実現に向けてチャレンジする人を多数生み出し、千早エリア全体の活性化を目指していく。

初期費用をかけずに食の経験を積める

同施設は、保健所の許可を受け、本格的な設備や調理器具を備えたキッチンを完備。多額の初期費用をかけずに、試作や調理、飲食店経営・販売経験を積むことができる。素人からプロの料理人まで誰もが利用でき、必要に応じて食ビジネスの経験豊富な専門家や「高橋グループ」のアドバイザーに商品化や事業化の相談も可能。飲食スペースも完備していて、できたての料理をすぐに楽しめるので、販売イベントなどを開催することもできる。

本格的な設備が揃うみんなのラボ


「たのしかラボ」は、野菜煮物や佃煮づくりなどに対応している「惣菜専用キッチン」、パン・ケーキ・スイーツづくりなどに対応している「製菓・製パン専用キッチン」、軽食やスイーツ、ドリンクなどを作って提供できる「カフェ&レストラン専用キッチン」、イベントなどに利用できる飲食可能なスペース「販売・試食エリア」で構成されている。

キッチンの利用は最低3時間からで、「食品衛生責任者」養成講座を修了していることの証明提示が必要。また、事前に実施内容の確認や審査などが必要なので、詳細は事務局に問い合わせを。申込受付は3月1日(月)から。

これまで培った経験や得意なことを活かしながらライフスタイルに合わせて事業を始めたい主婦やシニア、起業を志す学生や副業を目指す社会人、食のビジネスを始めたい、または新しい業態で展開したい個人事業主・シェフ・生産者、食のイベントを実施したい企業などは、「たのしかラボ」を利用してみては。

■「たのしかラボ千早キッチン」
住所:福岡市東区千早3-6-37 GARDENS CHIHAYA内

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