バレンタインチョコの手作りにありがちな失敗をしない2つのコツ
バレンタインチョコを手作りで!と頑張ったのに、失敗してしまったら、テンションもダダ下がりですよね。そこで、バレンタインチョコを上手に手作りする3つのコツを解説します。さらに上手に作るためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
バレンタインチョコを上手に手作りするコツはたった2つ
手作りチョコレートとはいっても、チョコレートを溶かして固めるだけだと思っていませんか?
チョコレートは、分子構造が繊細で、ちょっとした温度変化だけでも、味や見た目ががくんと落ちてしまうものなのです。
そこで、バレンタインチョコを手作りする際に、失敗しないコツを紹介します。
1.温度管理
2.時間をかけてゆっくり作ること
では、それぞれを詳しく解説しましょう。
温度管理
チョコレートは、温度管理を間違うと、カカオに含まれた油分が簡単に分離してしまいます。
それぞれの作業に適した温度で、温度管理する必要があるのです。チョコレートに含まれるカカオバターの量でも、管理する温度が若干違います。
ここでは、一般的なミルクチョコレートの場合を説明します。
チョコレートを湯煎で溶かす際の適温は、50度前後です。チョコが完全に溶けたら、湯煎用のお湯を40度に下げ、チョコの温度もそのくらいまで下げます。
チョコの温度が40度くらいまで下がったら、続けて水にチョコの入ったボールを当てて、26度から28度くらいまで温度を下げてください。
いったん温度を下げたチョコレートは、再び35度くらいのお湯で湯煎し、30度くらいまで温度をあげます。
この作業の間、耐熱性のゴムベラで均等に同じリズムでチョコレートを混ぜ続けます。この作業を、テンパリングといいます。
こうすることで、口当たりが滑らかで、ツヤのあるチョコレートができます。また、テンパリングに成功したチョコレートは、10分ほどで固まり始めます。
分離してしまったチョコや舌触りの悪いチョコ、なかなか固まらないチョコは、テンパリングの失敗です。
型に入れる前に失敗に気が付くことができたら、チョコの温度を40度くらいにまであげ、改めて温度を下げ、続けて上げる作業を繰り返すと、リカバリーできる可能性があります。
バレンタインシーズンは、真冬の一番寒い時期です。暖房の無いキッチンで作業を行うと、チョコレートの表面温度が低くなりすぎて、温度管理がとっても難しくなります。
バレンタインのチョコを手作りするなら、部屋の温度を18度くらいに保つのも、失敗しないコツの一つです。
ちなみに、室温が高すぎても失敗の要因になってしまいますので、注意しましょう。
チョコレートを手作りする際の温度管理は、カカオの量が多いチョコほど高めになります。また、温度管理がしやすいよう、一気に大量に作らないほうが無難です。
時間をかけてゆっくり作る
湯煎で溶かしテンパリングも成功させ、型に詰めたチョコレートを、あなたはどうしますか?固めるために冷やすと思うのが、普通かもしれません。
実はここに、失敗の原因が潜んでいるのです。
急激な温度変化は、チョコレートを味を著しく損ねます。だから、冷蔵庫や冷凍庫で冷やすのは、厳禁なのです。
特にバレンタインシーズンは、室内の気温も低い状態にあります。寒すぎない部屋で、時間をかけてゆっくり固めていくと、テンパリングで達成した滑らかさを保ったままの、手作りのチョコレートが出来上がります。
手作りのバレンタインチョコで失敗しがちな事とは?
手作りバレンタインチョコにありがちな、失敗のパターンと紹介しておきます。それを回避する方法も解説しておきますので、しっかり読んでからチョコレート作りを始めてくださいね。
ツヤがなく表面が曇ったような感じになる
油脂が分離して口当たりがボソボソしてしまう
成型が上手くいかない
ツヤや口当たりは、前述したテンパリングの失敗です。この失敗を招かないためには、基本の温度管理の他に、もう一つのコツがあります。
チョコレートを湯煎する前に行う刻みを、出来るだけ均一のすることです。均等に温度が加わることで、管理がしやすくなりテンパリングの成功に繋がります。
ダマができたり、溶けるまで時間がかかるといった不都合も回避できます。
成型を成功させるコツは、出来るだけ手に触れないことです。手の温度が伝わってしまうとで、見た目が悪くなったり、余分な空気が入ってしまったりします。
それを防ぐためには、絞り出し袋に入れて一気に型に流しこむか、シリコン型などを利用すると良いでしょう。
そして、しっかり固まるまでは、決して触らないことです。ラッピングの時も、出来るだけチョコに手の熱が伝わらないように、素早く行うことが大切です。
おわりに
バレンタインの手作りチョコレートを、失敗無く上手に作るコツを紹介しました。今年のバレンタインこそは、つやつやで、口に入れたら溶けてしまうような手作りチョコをプレゼントできるよう、気合を入れて頑張りましょう。
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