水と食料の防災備蓄は【ローリングストック】がおすすめ!
防災備蓄の主なものは、家族が使う水と食料ではないでしょうか?家族が多かったり、食べ盛りの子がいる家庭では、沢山の備蓄が必要になってしまいます。そこで、賢い防災備蓄について提案したいと思います。日常を圧迫しない防災備蓄を、実践してみましょう。
大人1人に必要な防災備蓄はどのくらい?
防災備蓄の基本となる、大人1人あたりが1日必要とする防災備蓄量を水と食料について解説します。
また内閣広報では、最低でも3日分。大規模災害の場合は、1週間分の備蓄が必要と呼びかけています。
大人が1日に必要な水は、3リットルといわれます。これは、飲用と調理用を想定したものです。
水については、給水車などの出動が早いことを想定して、水をもらうための給水ポリや給水袋を一緒に備蓄しておきましょう。
1日3リットルで家族4人分を想定すると、1日あたり12リットルの水が必要です。それに見合う水を、確保するための容器の準備は不可欠です。
食料は、水やお湯を注ぐだけで食べられるα米やレトルトご飯、乾パン、クッキー、缶詰、栄養の偏りをできるだけ防ぐための栄養補助食品などです。
人はパニックに見舞われると、食欲自体が落ちてしまうことがあります。水分補給の意味も合わせて、お粥などはおすすめの食料備蓄の一つです。
アルファ化された米は、正直あまり美味しいものではありません。そこで、湯煎で温めて食べる白米や、赤飯、混ぜご飯の類が喜ばれます。
塩と海苔といった軽量のものを一緒に備蓄しておくと、おにぎりなどを作ることもでき、目先が変わって喜んで食べてくれるようです。
防災備蓄のコツ「ローリングストック」とは!?
防災備蓄に必要なものは、食料と水だけではありません。一定量を必ず確保して置く必要はありますが、しまっておく場所がないという悩みもあるのではないでしょうか?
そこで提案したいのが、ローリングストックというものです。
例えば、水を家族3人分を3日間で27リットル備蓄したとします。2リットルのペットボトルで14本、その重さは28キログラムです。1箱6本入りを購入すると、3箱にもなっしまいます。
日々の生活に、この備蓄した水を、少しづつ使っていきましょう。コーヒーやお茶を入れるのに使ったり、水筒にいれて出かけるときに利用したりするのです。
2本使ったら2本買い足すなど、グルグル回す備蓄の方法を、ローリングストックといいます。
食品も同じように、賞味期限などをチェックしながら、時々食べては買い足すを繰り返すと良いでしょう。何があるのかが頭に入りますし、家族構成の変化に合わせた変更もスムーズです。
乳幼児がいる場合は、必要なものはもっと多くなります。オムツやミルクなども、ローリングストックで備蓄しておくことをおすすめします。
その防災備蓄品は役に立つ?事前チェックをしておこう
しっかり備蓄しておいた食品を、まずいからと食べてもらえないという事態が起きてしまっては、せっかくの備えが水の泡です。
特に、お年寄りや小さな子供は、こうしたことが起きることがあります。
防災備品パーティーなどを開いて、いざという時のための訓練をしてみましょう。
家族どうしても良いですが、子供の友達やご近所を交えてこうしたことをするのも、連帯感が持てるのでおすすめです。
防災備蓄としてストックしている調理器具やラジオ、懐中電灯といったものまで使いながら、備蓄食料を食べながら知恵を出し合うのが防災備蓄パーティーです。
缶詰をストックしていたけど、プルトップタイプじゃなくて開けられなかったなど、気が付くことがあるかもしれません。
このご飯は不味いけど、トマト缶を足してリゾットにしたら美味しく食べられたといったレシピのやりとりができるかもしれません。
緊急時に慌てないためにも、楽しみながら訓練できると良いですね。
あると便利な防災備蓄品と忘れては困る防災備蓄品
災害が多い最近は、あって良かったという話を聞く機会が多くなりました。一方で、無くてとっても不便だったという話も聞こえてきます。そこで、そんな話を少し集めてみました。
あって良かった防災備蓄品
ダントツはラップです。水を十分使えない状態の中で、皿に被せて食べ物を乗せることで、洗う必要が無くなります。
出血してしまった時の、止血帯にもなりますし、手や足が冷たい時の防寒にも利用できます。
次におすすめなのが、スーパー袋です。懐中電灯の光を上に向けて、そこに袋を被せておけば、部屋全体を明るくしてくれます。小さな子供がいる場合など、とっても助かります。
無くて困ったもの
良く耳にしたのが、眼鏡…特に老眼鏡が無くて困ったという話が多かったように記憶しています。
普段使っている老眼鏡以外に、一つ予備を備蓄品として確保しておくと良いかもしれません。使い捨てのコンタクトレンズや、オーラルケアグッズも無いと困るものの一つです。
おわりに
防災備蓄に必要なものや量を考えるとき、普段の生活をベースにすると分かりやすいかもしれません。家族構成、家族の嗜好、家族の食べる量に合わせた我が家流を、ぜひ実践してみてください。
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