複数店舗の商品をデリバリーする自動宅配ロボット、実証実験へ

ENEOSホールディングス株式会社と株式会社ZMPおよび株式会社エニキャリは、パートナー企業10社とともに、東京都中央区佃・月島エリアにて自動宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」を活用したデリバリー実証実験を実施する。
10店舗の商品を届ける


住民は専用サイトから注文・クレジット決済を行い、「デリロ」到着と受領用QRコードのSMS通知が届いたら、マンションの下でQRコードにより解錠し商品を受け取るという流れだ。なお注文者にはアンケートをお願いするとのこと。
それぞれの役割

同実験では、ZMPが宅配ロボット「デリロ」システムを提供し、ENEOSが宅配ロボット「デリロ」の保有・保管・運用およびエニキャリと共同構築した注文・宅配プラットフォームの運営を担う。
また、東新エナジー株式会社が運営するDr.Drive月島SSをロボットの充電・デリバリー拠点とするようだ。「デリロ」はここを出発して歩道を低速走行し、商品をピックアップ、注文者のもとへ届けてまたここに戻ってくる。なお、配送にはドライバーによるエニキャリ配送を選択することもできるようだ(「デリロ」が満車の場合はエニキャリ配送になる)。
3社は同実験を通じ、自動宅配ロボットによる非接触型デリバリーの実現と配送インフラの構築向け、ロボット自動走行に関する正確性・安全性や配送コスト、配達時間、注文フォームの簡便性などの技術的・ビジネス的課題の抽出に取り組むとのこと。
飲食店やコンビニなど複数店舗の商品を自動宅配ロボットでデリバリーする取り組みは国内初とのことで、今後の展開に注目したい。

ウェブサイト: https://techable.jp/
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