「泣ける」「願いが叶ってよかった」 少女魔王がアンデッドと海を見に行くマンガが感涙モノだった

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勇者として倒した魔王から最期に「うちの子頼みます」と頼まれ、忘れ形見のヴィネッタ姫を守る暗黒騎士ジェイドを描いた島崎無印先生(@shimazakikazumi)のマンガ『うちの魔王が天使でつらい』。人間からの追求を逃れるために、魔女に人間に見える魔法をかけてもらい、ふたりで旅をすることになりましたが、森でオーガのアンデッドに出くわしてしまいます。

※参考記事 潜伏している村を出る決断をした元勇者に難題が…… 人間の女の子になれることを喜ぶ魔王の娘マンガの暗黒騎士が親バカ感
https://getnews.jp/archives/2833953 [リンク]

背後から襲おうとした魔物をノールックで拳を一撃したジェイド。「アンデッドか。すぐ片付けるから下がってなさい、ヴィーネ」と呼びかけますが……。

「魔物さん? お話は出来ないの?」と聞くヴィネッタ姫=ヴィーネに、「アンデッドは生前の妄執だけで動く生ける屍だ。話は通じない」というジェイド。「ニンゲン、トオサナイ。ニンゲン、コロス」と繰り返す魔物に、「元々はこの森に住むオーガ族だったのだろうが、人間に殺された無念によりアンデッドと化したのだろう。可哀そうだが俺が引導を渡してやる」というジェイドですが……。

「やっつけちゃったら、“むねん”はどこに行くんだろ…?」と呟いたヴィーネは、ジェイドの前に。「ヴィーネ!!危ない!!」と慌てるジェイドを尻目に、「魔物さん、どうして人間を通したくないの? 人間を殺してどうしたいの?」と尋ねます。すると、動きが止まったオーガのアンデッド、「ニンゲン、コロシテ」と言葉を発して……。

ヴィーネと母親の魔王の姿が重なったのか、「ウミ…、ミニイク…」というアンデッド。その言葉にヴィーネは「いいよ! 一緒に行こ!」と笑顔で答えるのでした。

ふたりの後から歩くアンデッドに「驚いたな。おとなしくついてくるとは」というジェイド。ヴィーネは「当たり前だよ。だってヴィーネ魔王だもん」と言いますが、「いやいやいや肝を冷やしたぞ。もし襲われたらどうするつもりだったんだ?」とジェイドに聞かれて……。

「その時はジェイドが守ってくれるんでしょ」というヴィーネに、少しだけ怒った顔をしますが、「守るさ。当たり前だろ」というジェイド。ヴィーネが腕に擦り寄ってきて「もしかして俺、甘やかしすぎてる…?」と思いますが、そうこうするうちに海が見えてきます。

どこまでも広がる海と波の音に、母親との会話を思い出したヴィーネ。「かあさま、うみってどれくらいおおきいの?」「実は母さんも見たことがないんだよ。昔近くまで行ったことはあるんだけどね。そういえばあの時の魔物は元気かな。いつか一緒に見に行こうね」という思い出を胸に、海原を見つめます。

「すごい…。大きいね。きれいだね。ね、魔物さ…」と声をかけようとしたヴィーネ。「…行こうか」とジェイドに促されて「うん」と頷き、優しい表情で「おやすみ」と声をかけます。ヴィーネの母魔王に助けられたオーガは、やっと安らかに眠ることができたのでした。

25年前に母魔王に助けられて「一緒に海を見に行こうね!」と言われていたオーガとの約束をヴィーネが果たすという今回のストーリー。島崎先生は「ヴィーネたちを襲う魔物ということで考えた時に、妄執だけで動き、言葉が通じないアンデッドというのを考えました」といいます。「泣ける」「願いが叶ってよかった」「世界のみんながこのように優しければ……」といった感想が数多く寄せられていましたが、島崎先生は「皆さんが魔物の気持ちに寄り添ってくれてうれしかったです」と話してくれました。

なお、島崎先生原作の『死霊術師のお手伝い』(作画:はま先生)や『ニーナはパパを暗殺したい』(作画:キトラ先生)は『ガンガンONLINE』(SQUARE ENIX)で連載中。iOS/Android版アプリでは先行配信しているので、先読みしたいという人はこちらもチェックしてみてください。

『ガンガンONLINE』
https://www.ganganonline.com [リンク]

※画像はTwitterより
https://twitter.com/shimazakikazumi [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: https://parsleymood.net/

TwitterID: ryofujii_gn

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