自宅で起きた心肺停止に対応可能 フィリップスが家庭用AED「ハートスタート HS1 Home」を今夏発売へ
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フィリップス・ジャパンは1月20日、アメリカで唯一、医師の処方なしに購入が認められた家庭用AED(自動体外式除細動器)の「ハートスタート HS1 Home」を今夏日本で発売することを発表しました。
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発生から1分経つごとに救命率が7~10%下がるという心肺停止。心肺停止が発生する場所の66%が住宅という調査結果も。自宅で心肺停止が起こった際、救急車の到着時間の平均は8.7分とされ、救急車が到着する前に居合わせた人による対応が求められます。
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ハートスタート HS1 Homeは重さ1.5kg、W21×D19×H7.2cmとコンパクトサイズで、自宅に設置して使えるAED。本体のレバーを引くと電源がONになり、パッドに描かれた絵の通り装着して音声ガイドに従うことで、誰でも簡単に操作できるのが特徴です。
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オプションの小児用パッドへ付け替えることで、子供の救命にも利用できます。
他社製品はAmazonで20万円を超える価格帯が相場のようですが、同社は「お求めやすい価格で提供する予定」とし、今後正式な発売日が発表される際に想定価格が公開されるものとみられます。電池やパッドは定期的な交換が必要になるため、保守サービスの提供形態も現在検討中とのこと。
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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