かまゆみ|工作玉手箱<vol.1>

かまゆみ|工作玉手箱<vol.1>

季節のイベントを親子で知って、作って、楽しめる、隔月連載コラム&工作レシピ。今回のテーマは節分!節分にぴったりの、かわいい置物工作を作ってみました。詳しい作り方をご紹介します!

かまゆみ
アートクリエイター&子供絵画工作専門家。 メディアの工作監修、制作、執筆のほか、企業や教育現場などで講師を務める。

水切りフィルターで作る鬼とお多福

 

用意するもの

・水切りフィルター
・お花紙
・リボン
・マスキングテープ
・シール
・毛糸
・動眼
・色画用紙
・紙コップ
・牛乳パック
・木工用ボンド
・はさみ

 

作り方

①お花紙をくしゃくしゃに軽く丸めたもの、12 個を水切りフィルターに入れて、リボンで結びます。これでお顔の部分ができました。

②1の水切りフィルターの端をつまんで、マスキングテープでぐるぐる巻くと、鬼の角が完成です!お多福には毛糸を貼って髪の毛をつけます。好きな髪型にしてあげましょう!

③毛糸や色画用紙、シールで眉毛や目、口、鼻など、お顔のパーツを作ります。

④2で作ったお顔に、3で作ったパーツを木工用ボンドで貼り付けたら、お顔が出来上がり! 目や口、眉毛の位置を変えて、色々な表情を作ってみましょう!

⑤次は鬼とお多福の胴体を作ります。紙コップや上半分をカットした牛乳パックに、シールや包装紙、マスキングテープを貼ってデコレーションします。色を塗ったり、布を貼ってもいいですね。

⑥デコレーションした紙コップや牛乳パックに4で作った、鬼やお多福の顔を入れたら、節分にぴったりの置物の完成です!

節分が終わったら、今度はパパやママ、お友達のお顔で置物を作ってみるのも楽しいですね。

 

節分になぜ豆をまくの?

「節分」は暦の上では年変わりの日として考えます。
この日に炒った豆をまくことで鬼(邪気)を払い、一年を健康に過ごせるように願う行事です。
 

昔は、季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられていました。
その中でも、立春前日の節分の日は、旧暦では大みそかにあたる大切な日。
中国でこの日、厄や災難を払い清める儀式が行われていたものが、奈良時代に日本に伝わりました。
長年、宮中行事の「追儺(ついな)」として行われていたものが、現在の「豆まき」の形になり、庶民の間に広まったのは江戸時代。
豆は魔除けの力があり、五穀の中でも穀霊が宿ると信じられてきたのです。
「豆をまいて、魔物を滅そう!」というのが豆まきの由来です。
 

福を家に招くほか、心の鬼も一緒に退治。
意地悪、おこりんぼう、怠け者……。
そんな心の中にある嫌なものはありませんか。
「鬼は外!福は内!」「心の鬼もやっつけよう!」と元気よく豆をまきましょう。
そして親子で豆まきした後は、節分工作を楽しんでみてはいかがでしょうか。
かわいい鬼やお多福の置物工作です。
 

メインの材料は、キッチンの排水口のゴミ袋に使う水切りフィルター。
この柔らかい不織布を生かし鬼とお多福の顔を作っていきます。
好きな色のお花紙を軽く丸め、水切りフィルターに入れリボンで結ぶ。
かた結びもいいけれどちょう結びができる子は、ぜひ挑戦してみましょう。
その際、パパやママが水切りフィルターの頭部分を持ち、子供が結びやすいように補助してあげてくださいね。
ちょう結びは、5歳ごろが練習を始めるのにいいタイミングです。
 

毛糸や色画用紙、シールなどを使ってオリジナルの鬼やお多福の顔を作りましょう。
目、鼻、口の位置で表情がガラッと変わりますね。怖い顔、かわいい顔、ゆかいな顔など、どんな鬼とお多福が誕生するかな。

 

次回のかまゆみさんの連載はPacoma4月号(3月10日発行)です。お楽しみに!

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. かまゆみ|工作玉手箱<vol.1>
Pacoma

Pacoma

「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。

ウェブサイト: http://pacoma.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング