今年も発売「侍ジャパンチップス」ツッコミどころ満載

新型コロナの影響で開幕が遅れたプロ野球もシーズンを無事終了し、オフシーズンに入っている。そんな2020年だったが、カルビー「プロ野球チップス」は今年も第1弾から第3弾まで立て続けに発売された。

特に、開幕が遅れた分、試合に飢えたプロ野球ファンが、毎日の楽しみのために例年以上に買ったという声を聞いた。1袋に2枚のカードが付いているプロ野球チップスは、子どもだけでなく大人も楽しい。

そして、シーズンの締めを飾るのが「野球日本代表侍ジャパンチップス」だ。2016年、2017年、2019年に続く発売となった。全国のスーパーやコンビニなどで手に入る。

■注意！チップス1袋につきカードはたった1枚のみ

まず気を付けないといけないのが、通常のプロ野球チップスは1袋につきカード2枚付き。だが、この侍ジャパンチップスは1袋につき1枚しかついていない。商品の価格は80～100円程度と、プロ野球チップスとほぼ同等なので、カード目当てだと高く感じる。チップスの量も同じ。

ただ、全カードが「キラカード」というスペシャル感がある。正直、2枚のほうがお得感を感じるのはケチだろうか・・・

■カード数が少ない分、“本命”選手を当てやすいのが最大のメリット

カードの種類はたった２つ。「レギュラーカード」（27枚）と「スタメンカード」（10枚）だ。稲葉篤紀監督と、その他はすべて選手のカード。

侍ジャパンは12球団が対象のプロ野球チップスと比べると、選手の数が少ないので致し方ない。その分、お目当ての選手がいれば当てやすいとも言える。

■所属球団に偏り、巨人とソフトバンクの選手が最多

選手のカードを所属球団別に分けると、以下の通り。

ソフトバンク6（1）／ロッテ0／西武2（1）／楽天2（1）／日ハム1（1）オリックス3（1）

巨人6（1）／阪神0／中日1／DeNA2（1）／広島3（2）／ヤクルト1（1）

※（）はレギュラーカードとスタメンカードの重複選手

まず、侍ジャパンの選出がゼロだったロッテと阪神は、当然ながらゼロ。両球団のファンにとって、今回はあまり買う価値がないチップスかもしれない。

まず、巨人とソフトバンクが最も多い。この両球団の“アンチ”も要注意だ。個人的な外れを引く確率が高い。

ちなみに、筆者は今回当てたカードは、北海道日本ハムファイターズの近藤健介選手のスタメンカード。阪神タイガースファンなので正直「巨人以外なら誰でもよい」という感じで、気軽に買った。近藤選手の、しかもスタメンカードはうれしかった。プロ野球チップスのカードよりもキラキラ感もあってデザインでの豪華さも。

■第3弾が急に店頭から消え、侍ジャパン一色になった

プロ野球チップスの第1弾、第2弾とそれぞれ50枚ほどカードを集めたため、ポテトチップスにやや食べ飽きた頃、第3弾が登場。それでも少しずつ買ってカードを集めていたところ突然、第3弾が店頭から消えた。

その数日後、店頭には侍ジャパンチップスが並んでいた。あっという間に売り切ったのだろうか、どのスーパーもコンビニも、第3弾がなくなり、入手不能となった。まだお目当てのカードを集め切っておらず、しばし困惑した。

来年もそのパターンとなる可能性がある。ポテトチップス自体の賞味期限は半年後なので、先に買いだめするなど重々に気を付けたい。

プロ野球チップス＆侍ジャパンチップスカードリスト

（Written by トラコ）

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