松前漬けレシピ&食べ方!簡単でおいしい炊き込みご飯アレンジも
おせち料理で食べる松前漬け。購入することが多いかもしれませんが、自分で簡単に作ることもできます。そこで、テレビやラジオ、雑誌をはじめ、健康を支えるプログラムの開発まで、幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に、松前漬けの作り方とおいしいアレンジレシピを紹介していただきます。
松前漬け
北海道の郷土料理の松前漬けは、するめと昆布のうま味と糸を引く粘りがおいしさのもとです。にんじんのしゃきしゃきの食感もアクセントになっています。
材料(できあがり400g分)
にんじん:60g
するめ(松前漬け用千切り)※:40g
きざみ昆布:25g
<漬け汁>
醤油:大さじ2
酒:大さじ2
みりん:大さじ2
砂糖:小さじ1
酢:小さじ2
水:150ml
赤唐辛子(輪切り):小さじ1/2
松前漬け用千切りのするめが手に入らない場合(※)
1.するめ(胴のみ)を水にくぐらせ、ペーパータオルの上に約10分おき、やわらかくする。
2.調理ばさみで長さ6~7cm、3mm幅の千切りにする。
作り方
にんじんは千切りにする。
するめ、にんじん、きざみ昆布をザルに入れ、熱湯をまわしかけ、水気をよく切り、ボウルに入れる。
漬け汁の材料を小鍋に入れて火にかけ、沸騰したら2に加え、全体をよく混ぜ、冷ます。室温程度に冷めたらラップをし、冷蔵庫で2日間おいて味をなじませる。途中、4~5回混ぜる。
memo
・24時間後くらいから食べられますが、2日間おいた方が、味がなじんでおいしくなります。
・保存容器に入れ、冷蔵庫で約2週間保存できます。
松前漬けの炊き込みご飯
するめと昆布のうま味と、にんじんの彩りが楽しめる、醤油風味の炊き込みご飯です。
材料(2人分)
米:1合
水:炊飯器の1合の目盛りに合わせる
醤油:小さじ2
酒:小さじ1
松前漬け:60g
しめじ:60g
三つ葉:5本
作り方
米は洗い、炊飯器に入れ、分量の水を入れ、約30分浸水する。
松前漬けは3~4カ所に包丁を入れて短くし、食べやすくする。しめじはほぐし、三つ葉は2cm長さに切る。
1に醤油、酒を混ぜる。松前漬け、しめじは混ぜずに米の上にのせて炊く。
おいしく作るコツ
炊く時に米と具を混ぜると米に芯が残りやすくなるので、混ぜずに上にのせて炊いてください。
炊き上がったら全体を混ぜ、三つ葉を混ぜて盛り付ける。
松前漬けのいろいろな食べ方
松前漬けは、お酒のおつまみやアツアツのご飯のお供になります。するめと昆布のうま味がたっぷりなので、調味料代わりに使うのもおすすめ。茹でた青菜とあえたり、納豆に混ぜたりしてもおいしいです。茹でたスパゲティに混ぜると簡単和風パスタができます。
最後に
手づくりの松前漬けと、炊き込みご飯を作ってみてください。
小島美和子/Miwako Oshima
管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者
女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
ホームページ/オフィシャルブログ /FB
[にんじん]料理別の切り方と保存法
β-カロテンの含有量は、野菜の中でもトップクラス。生育には低温が適し、生産地を移動しながら一年中つくられています。日本には、中国を経て17世紀に伝来。短く太い西洋種が主流です。
最終更新:2022.12.25
文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ
出典:
農林水産省 北海道農政事務所「松前漬け」(北海道の伝統料理)
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