ガーデニング初心者必見!おしゃれな園路作りのコツ&素材
ガーデンデザインの要のひとつといわれる「園路」。見た目のよさ、おしゃれさばかりではなく、資材で舗装することで靴が汚れず、ガーデニング作業が行いやすくなるという実用的な利点もあります。
庭のイメージに合わせた資材を選んで園路づくりを!
園路づくりに最適な資材は、お庭のイメージに沿うもの、そしてガーデンオーナーの趣味に合うものであることはもちろん、自分で施工するか業者に頼むかなど、さまざまな選択ポイントがあります。ぜひ適材適所の資材を選んでくださいね。
園路づくりのポイント
そもそも「園路」は、庭の花壇やボーダーなど、さまざまなコーナーを結ぶ通路をいいます。大きな庭だけでなく、コンパクトな庭であっても、園路があれば土で靴を汚すことなく歩け、花壇の花を踏みつけて移動することもなくなり便利です。
園路づくりで念頭に置かねばならないことは、まずは安全性。丸い石をそのままゴロゴロ置いた園路では、雨などで滑る危険が。晴れた日であっても、つまづいてしまうこともあるでしょう。
滑りにくい資材を選ぶほか、表面をざらざらにして滑らなくする加工を施すなど、工夫が必要です。特に、お子さんや御高齢の方のいるお宅では、注意してください。安全面でいえば、園路の幅も重要です。あまりに狭いと歩きにくくなりますから、90㎝程度の幅は確保を。
さらに園路づくりで大事なポイントは、自分で施工できるかどうかです。普段からDIYに慣れているかどうかにもよりますが、大きくて重い資材を扱う場合には、専門業者に依頼したほうが安心です。
そして、忘れてはならないのがデザイン性。園路はガーデンの中で目立つ存在になるため、歩ければよいというのでは庭のグレードを落とします。
あえてS字にして奥行きを感じさせる。複数の資材を使って手の込んだ意匠になど、自分の庭にフィットするおしゃれなデザインをしっかり吟味してから、園路づくりに取り掛かりましょう。
園路の資材)レンガ
レンガは耐久性もあり、一個一個が重くないので、DIYでも施工ができる人気の資材です。色、形の違いはもとより、アンティークのレンガもあって、庭の雰囲気づくりに一役買います。
きっちり並べるとイングリッシュガーデン風のカッチリ感が、ラフな感じでカーブを多用するとナチュラルなイメージを醸せます。レンガには、ヘリンボーンやランニングボンドなどさまざまな敷くパターンがあり、敷き方次第で表情が一新するのも面白いところです。
園路のサイズにいっぱいに敷く以外にも、園路の中央には砂利を敷き、レンガでボーダーを作ったり、四角く組み合わせて飛び石のように配置したりなど、いろいろなデザインに対応します。
購入の際には、園路の面積から必要なレンガの個数を事前に計算しましょう。途中でレンガ不足にならないよう、準備を怠らないのがポイントです。
園路の資材)枕木
枕木はもともと線路に敷かれた木材で、戸外の厳しい環境に耐えるガーデン素材として注目を浴びています。ガーデン専門店やホームセンター等々で、容易に入手可能です。
木材ですから、木々を配したナチュラルガーデンの園路に最適。縦長のフォルムを生かして隙間なく並べるもよし、線路のように間隔をあけて、規則的に並べるのもよいでしょう。園路のボーダーにもピッタリです。
気を付けなくてはならないのは、枕木はとても重いということ。いざ入手しても、庭に配置するのは容易ではありません。またいくら風雨に強いとはいえ、やはり木材ですから腐食は多少なりともあります。
腐食を遅らせるためには、土に直接置かず、土を掘って水はけがよくなるよう砂利を敷いてから施工するなど、最低限の工夫が必須です。枕木は施工後も、定期的な防腐処理などメンテナンスは欠かせません。
施工やメンテナンスの大変さを減らすためには、軽量の樹脂製の枕木風擬木を用いるのも一法です。
園路の素材)石材
石材には、レンガのように立方体のものや薄く加工した石板、ラフにカットした姿が面白い乱形石、和庭にもよく似合う飛び石など、さまざまなスタイルが。
庭のイメージが和か洋か、モダンかナチュラルか、まっすぐの園路かカーブかなど、作り上げたい園路と庭の理想形を考えてセレクトしてください。
石材の素材は、鉄平石、御影石・丹波石、石英岩、砂岩などの自然石。そのほか、コンクリートなどで作られた擬石もあります。いずれも大きなサイズになると重量を増しますから、その点を加味してDIYにするかどうか検討して。
園路の素材)砂利
砂利は、安価で施工も容易とあって、園路に用いたい資材のひとつです。園路のメインにするだけでなく、飛び石の周囲に配するなど、利用法はさまざま。
また砂利には選ぶ楽しみがあります。「防犯砂利」を敷けば、歩くと大きな音が発生し、不審者侵入を抑制します。「化粧砂利」は、色や形も様々。雨にぬれると色味が変わるものもあり、庭に変化をもたらします。
また、日陰の庭には白っぽい砂利を選べば、庭に明るいフォーカルポイントをもたらします。ベージュ系なら、ナチュラルガーデンにピッタリ、グレーや黒はモダンテイストの洋庭はもちろん、しっとりとした和庭にも合います。
粗削りな砕石砂利は、その武骨さが買われて「男前」なモダンな庭にピッタリです。角が丸くなった金魚鉢に入れるような玉砂利ならば、そのまま歩くには危険なので、飛び石の周囲に敷き詰めてアクセントに。
砂利を敷くときには、ぜひ事前に雑草を抜いて除草剤をまき、さらに防草シートを敷いておきましょう。このひと手間があるかないかで、その後の除草の手間が違ってきます。
おわりに
いかがでしたか? 園路ができると庭らしさがアップ! 花壇など植栽との区別も明確になり、ガーデニングがラクになりますよ。
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