CES 2013:Qualcomm、Snapdragonプロセッサ2013年モデル『Snapdragon 200 / 400 / 600 / 800』を発表、最上位のSnapdragon 800は2.3GHzクアッドコアCPUとAdreno 330 GPUを搭載
米Qualcommは現地時間1月7日、米国・ラスベガスで開催した『CES 2013』プレスカンファレンスにおいて、『Snapdragon』プロセッサの2013年向けラインアップを発表しました。
従来、『Snapdragon』プロセッサは世代別にS1、S2、S3、S4という分類で投入されてきましたが、2012年の『Snapdragon S4』から用途・性能別に4種類のカテゴリに分類されました。今年は『Snapdragon』800、600、400、200という新しいブランド名の下で投入されるそうです。基本的には数字が上がるに連れて高性能となっていきます。
『Snapdragon 200』はエントリーモデル向けシリーズ、『Snapdragon 400』はメインストリーム市場向けシリーズ、『Snapdragon 600』はハイエンドのスマートフォン・タブレット向けシリーズ、最上位の『Snapdragon 800』シリーズはスマートTVやノートPC、ハイエンドのスマートフォン・タブレット向けシリーズとなります。どのプロセッサがどのシリーズに属するのか詳細は明らかにされていません。
新ブランドの中でもQualcommは『Snapdragon 600』と『Snapdragon 800』で新製品を発表しました。『Snapdragon 600』は、『Snapdragon S4 Pro』の後継という位置づけのシリーズ。CPUはクアッドコアのKrait 300を搭載。CPUの最大クロックは1.9GHz。GPUにはAdreno 320を搭載。メモリインタフェースはLPDDR3にも対応します。全体的な性能で前作『Snapdragon S4 Pro』より40%高いとされています。
『Snapdragon 800』は、『Snapdragon S4 Prime』の後継という位置づけのシリーズ。CPUはクアッドコアの Krait 400を搭載。CPUの最大クロックは2.3GHz。GPUにはAdrenoシリーズ最上位となるAdreno 330を搭載。GPUの性能はAdreno 320の2倍とされています。メモリインタフェースは32bitデュアルチャネルの LPDDR3 800MHzに対応。また、LTE Cat 4やIEEE802.11ac、UltraHD(4,096×2,304)の動画エンコード/デコード、DTS-HD、Dolby Digital Plus、7.1サラウンド、最大5500万画素の静止画撮影にも対応。全体的な性能は、『Snapdragon S4 Pro』よりも75%高いとされています。
『Snapdragon 600』、『Snapdragon 800』は現在サンプル出荷中で、製品として登場するのは、『Snapdragon 600』が2013年Q2、『Snapdragon 800』が2013年半ばとなるそうです。
Source : Qualcomm
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