福岡の様子が常に「見える」!? 原宿移転のエンジニア養成スクール『G’s ACADEMY TOKYO』にあるユニークな「窓」
2015年4月にデジタルハリウッドが設立したエンジニア養成スクール『G’s ACADEMY TOKYO』が、2020年10月に原宿に移転。2020年10月には、原宿駅すぐ近くにある『コープオリンピア』地下に移転。そこに、不思議な「窓」が設置されているので、ここでレポートします。
令和元年(2019年)度に大学発ベンチャーの設立数が全国11位となり、 多数の起業家を輩出しているデジタルハリウッド大学・大学院が運営する『G’s ACADEMY TOKYO』。入学時にはプログラミング初心者ながら起業やベンチャー企業への就職を目指す人が集まり、アプリ・Webサービス開発など実践的なカリュキュラムを組んでおり、卒業時にさまざまなサービスを立ち上げ、現在では約1000名の起業家・エンジニアのコミュニティになり、札幌・福岡にも拠点を置いています。
東京の新拠点は、1965年に建築された『コープオリンピア』の地下で営業していた中華料理店『南国酒家 迎賓館』をリノベーション。「起業家とエンジニアが集まり、つながる中心地に」なることを目指しているといいます。
フロアはB1Fなので、当然ながら窓はありません。ですが、『G’s ACADEMY』第一期卒業の下村一樹氏が起業した『LandSkip(ランドスキップ)』の4Kデジタルサイネージを設置。「風景」を映すことであたかも「外」の存在を感じさせるような環境になっています。
一際ユニークなのは、『LandSkip』と同じサイズのビジョンが、福岡の拠点と中継されていることでしょう。ただ、中継といっても、音声がつながっているわけではなく、コミュニケーションを取る目的ではないといいます。『G’s ACADEMY』を統括するデジタルハリウッド執行役員の児玉浩康氏によると、「向こうで人が何か作業をしている様子を“見える”ことが重要」と語り、空間をつなげて拡張させるような効果を狙ったと語ります。
個別の遠隔のコミュニケーションは、PCなどで行えば済むことではありますが、デバイスから目を離した際にも別拠点の様子が“見える”という事がユニークな『G’s ACADEMY TOKYO』。IT関連の人材が集まることはもちろん、空間作りという意味でも注目されます。
『G’s ACADEMY TOKYO』
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-35-3
JUNCTION harajuku 011
Tel: 03-6833-2979
『G’s ACADEMY TOKYO』(公式サイト)
https://gsacademy.jp/tokyo/ [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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