【コミケ83】「niconico」「日本マイクロソフト」などの初出展企業ブースをレポート!
東京・有明の東京国際展示場で12月29日から31日の3日間にわたって開催中の、世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット83」。2日目となる30日は、マンガ「黒子のバスケ」への脅迫問題により出展予定だった「黒子のバスケ」の同人誌900サークルの出展見合わせがあったものの、たくさんの参加者でにぎわいを見せていた。
さて、今回の企業ブースで特に目立っていた“初出展”企業といえば「niconico」と「日本マイクロソフト」だろう。まずはこの2つのブースをレポートしよう。
【niconico】
「niconico」のブースでは、コミケ83に参加者たちがカメラに向かって自分の「戦利品」をアピールするニコニコ動画の生放送番組を現地から行っている。
ブース内では、参加者たちが「戦利品」やそれを手に入れるためのプロセスなどを語り、生放送の視聴者にその参加者が「伝説の勇者」か「見習い勇者」どうかをアンケートで決めてもらうというやりとりが行われ、多くの人が足を止めて、その様子を見守っていた。
企業としてのコミケの出展は初めてだという「niconico」。ニコニコ動画の生放送番組「【コミケ83】西4階 324 niconicoブース周辺定点生放送」は、29日の来場者数が約87000人を数える盛況ぶりとなった。
【日本マイクロソフト】
マイクロソフトといえば誰もが知っている世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社。そんな企業の初出展に興味深くブース内をのぞく人たちも多く、ブース前のにぎわいは途切れることがなかった。
担当者は「始まる前は、私たちがコミケで受け入れられるのか不安だったが、好意的に見てもらえているようで安心した」とコメント。なお、1日目にコスプレイヤーで参加していた女性の一人は、なんと普段、アメリカのマイクロソフトで働いているとか。
さらに、このコミケでライトノベルの新レーベル創刊立ち上げを発表したのがこの“初出展”の企業だ。
【IS〈インフィニット・ストラトス〉】
こちらは今年立ちあがったばかりの企業、オーバーラップによるブース。人気ライトノベル『IS〈インフィニット・ストラトス〉』(弓弦イズル/著、okiura/イラスト、MF文庫Jより7巻まで発売中))をフィーチャーしているが、なんと2013年4月25日にライトノベルの新レーベルとなる「オーバーラップ文庫」を創刊、さらに『IS〈インフィニット・ストラトス〉』の8巻(CHOCO/イラスト)をこのレーベルから出版するという。
コミケ83では弓弦イズルさん書き下ろしの短編とドラマCDのイベント限定グッズなどを販売。宣伝担当者は新レーベルについて「多種多様な作家さん執筆してもらい、今までにないレーベルを目指す」と語っている。
また他にもライトノベルのレーベルを持つ出版社が数多く出展していた。「コミックマーケット83」は12月31日まで開催しているので、もし気になるブースがあるならばチェックしてみて欲しい。
(新刊JP編集部)
■「ラノコミどっとこむ」では他のブースの写真も掲載中
http://lnocomi.com/news/view/119/
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ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/
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