カウンターポイント、スマホ向けアプリプロセッサの市場調査結果を発表

香港のCounterpoint Technology Market Research(以下、カウンターポイント)は、スマートフォン向けのアプリケーション・プロセッサ(以下、AP)に関する市場調査結果を発表した。
Qualcommのシェア率はやや低下

注目すべきは、Qualcommが昨年第2四半期との比較でシェア率を落としていること。カウンターポイント社のリサーチVPを務めるNeil Shah氏によれば、その背景には米国の貿易規制があるという。中国のスマートフォンメーカーの雄であるHuaweiは、貿易規制を受けてHiSilicon製APの採用を増やした。結果、「HONOR」ブランドを含むHuawei製端末において、Qualcomm製品の搭載率が下がったとのことだ。
今後は5Gスマートフォンが市場を牽引する?

なお、新型コロナウイルスの影響でスマートフォン市場全体が縮小したものの、5Gスマートフォンの売上は好調だという。カウンターポイント社は、5G通信の普及と並行する形で、スマートフォン向けAP市場がしばらくの間成長していくと予測している。
(文・早川あさひ)

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