子供の前髪はどう切る?女の子の前髪のおすすめの切り方
子供が小さいうちは美容室に連れて行くのも大変なものです。髪全体が伸びてバランスが悪くなってしまったのならともかく、前髪が気になる程度なら自宅で切ってあげませんか?特に見た目にこだわりたい、女の子の前髪のおすすめの切り方をご紹介します。
子供の前髪の切り方でおすすめは?
小さい子供はまだまだじっとしていられないものです。そのため多少髪が伸びた程度なら、前髪くらいは自宅で切ってあげましょう。しかし、女の子の場合は「なかなかかわいく切ってあげられない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
実はコツさえつかめば、誰でも簡単にかわいく仕上がる切り方があるのです。子供の髪をかわいく仕上げるためにそろえたい道具から前髪が思い通りに切れない場合の原因と対策、さらにおすすめの切り方までご紹介します。
子供の前髪を切るのに必要な道具は?
子供は小さければ小さいほど、じっとしているのは苦手です。手早く前髪を整えてあげるためにも、ちゃんとした道具をそろえておきましょう。子供の前髪を切るのに必要な道具をまとめました。
髪専用のハサミ
ハサミは髪専用のものを用意しましょう。裁ちバサミや紙用のハサミでは、髪を切ろうとしたときに逃げられるためうまく切れません。さらに子供の髪が傷んでしまう危険もあります。子供が我慢できる時間内にすませられるよう、よいハサミを用意してください。
すきバサミ
残す髪の量を調節するのに便利なハサミです。プロが使うようなすきバサミは1回あたり15~40%ほど切れるものが一般的ですが、安いすきバサミの場合は50%ほど切れてしまうものもあるため、注意して使わないと失敗しやすくなる難点があります。
ダッカール(ヘアクリップ)
切らない髪を分けて留めておくのに欠かせません。子供の髪の量にも個人差がありますが、少なければ「パッチン留め」でキッチリ留めることができます。
コーム
子供の前髪をはじめ全体の髪をとかすのに使う櫛です。髪をとかすならばブラシだけでもよいのですが、髪を切るときのガイドラインとしてもコームは使えます。特に静電気を防止する効果のあるコームがあると便利です。1本は用意しておきましょう。
ケープ
服に切った前髪がつくのを防ぐための道具です。切った髪はとがっていることもあり、服についてしまうと取るのも大変なばかりか、子供の肌に刺さってチクチクと痛んだり、洗濯したときに他の服に移ってしまったりします。ケープがあれば防げるので、用意しておくのがおすすめです。
理容室などでは縦折りのタオルを巻いた上からケープを巻きますが、子供の前髪を切るだけならば直接巻いても問題ありません。
タオル
子供の顔に切り落とした前髪が付いたときに、はらってあげるのに必要です。このほかにも毛先が柔らかいメイク用のブラシも、子供が喜ぶことが多いので試してみてください。
子供の前髪を切る際の失敗の原因と対策は?
子供の前髪を切ったら、バランスが悪くなったり短すぎたりすることがよくあります。もちろんこれには原因があるのです。子供の前髪の切り方の前に、失敗する原因と対策を頭に入れておきましょう。
子供の前髪の範囲は?
子供の前髪を整える前には切り方だけでなく、そもそも前髪がどこからどこまでかを把握しておく必要があります。前髪として取る髪の量を多く取ってしまうと、それだけで子供の顔が大きく見えてしまうのです。
では子供の前髪の範囲はというと、まずはつむじを中心にして放射線状にとかします。子供にまっすぐ前を向いてもらい、そのときの黒目の端から端が前髪になります。つむじから両目の黒目の端を結ぶ三角形の部分だけを切るようにしてください。
子供の前髪は乾いた状態で切る
子供の前髪を切り終えたら想定よりも短かかった場合、子供の髪を濡らして切っていませんか?髪は乾くと丸みを帯びて、仕上がりは切ったときよりも短くなってしまうのです。髪の癖を取るために濡らした後は、一度乾燥させてから切り始めるようにしましょう。
子供の前髪を切るときはまっすぐ前を向いてもらおう
前髪を切っている時に子供が下を向いたままでは実際の髪の長さがわかりにくく、短く仕上がってしまうことがあります。子供が短くなっていく髪に興味を惹かれて、まっすぐ前を向き続けてくれればいうことありません。
しかし中には下ばかり向いてしまう子供もいます。そんな場合は、無理やり前を向かせると子供が髪を切るのを嫌がるようになってしまうため、こまめに優しく声をかけながら前を向いてもらい長さを確認するとよいでしょう。
「縦にハサミを入れる」って?
髪の切り方を調べてみると、「ハサミは縦に」と書かれているのをよくみかけます。これは毛の量を調節するために縦にハサミを入れてすくことを指すのではありません。では何を意味するのかというと、ラインをぼかして柔らかくみせるための技法のことです。
髪を取った指の第二関節あたりまでを目安に、少し切るごとに毛を取り直しつつ斜めにハサミを入れて髪を切ります。横にすっぱりと切るよりも柔らかい風合いになるので、個性を強調したいぱっつん前髪以外ではおすすめの切り方です。
「そんな面倒をせずとも横に切りそろえてからすきバサミを入れればよい」と思うかもしれません。しかし、すきバサミで横にそろえたラインをぼかすのには技術が必要です。思ったように軽く仕上げるのは手間がかかるので、おすすめできません。
すきバサミの使い方も知っておこう
プロ仕様のすきバサミなら切れ味がよいため引っ掛かりもありませんが、一般的なすきバサミは引っ掛かりやすくて痛んだり、扱い方を間違えれば髪を傷めて仕上がりも悪くなります。ではどのように扱うのが正しいのでしょうか?
すきバサミを横に入れて切ると不自然な線ができてしまい、キレイに仕上がりません。しかし、すきバサミを斜めに入れることで自然な仕上がりにすることができます。
特に気を付けたいのが、前髪の根元付近では使わないことです。必ず髪の中央よりも先の方に入れるようにしましょう。前髪が重くみえるときには、気になる部分だけをつまんで少しだけハサミを入れる作業を繰り返すのがおすすめです。
このとき一般のすきバサミを入れるときは、1~2回ハサミを入れるごとに一度髪を下げて仕上がり具合を確認してください。プロ仕様のすきバサミと違って切れすぎることがあるため、確認もなしに一気に切ってしまうと失敗の元です。
ラウンドバングの切り方
ラウンドバングは、顔の中央部分を頂点にして、目じりに向けてなだらかなラインを描く切り方です。子供の表情が自然で愛らしくみえ、自宅でも簡単にできる切り方という点も魅力といえます。
失敗しにくいように切るコツは、まず前髪とそのほかの髪をはっきりと分けておくことです。前髪の幅以上に切ることがなくなるので、横の髪はしっかりと分けてダッカールで留めておきましょう。
前髪もいっぺんに切ることはせずに、上下に2~3段に分けて切るようにします。分け取った髪はダッカールでしっかり留めておきましょう。
髪を分け終わったら切り始めます。まずは両方の黒目の間から切っていくと間違いありません。ここの髪の長さが全体の長さの起点になります。切り始めはあえて髪を長めに切り、一度下ろしてバランスを確認してください。このひと手間が切り過ぎを防ぐコツです。
中央が決まったら左右の髪を前髪につなげるようにしながら、カーブを描くように切っていくと自然なラインになります。後は上の髪を下ろしながら、下の髪にあわせて切っていくだけです。見た目が重く気になるときは、少しだけすきバサミを使って整えるとよいでしょう。
最後にもう一度髪全体をとかしてみてください。このとき前に落ちてきた髪は、前髪として切りそろえるとキレイに仕上がります。髪を切るときに子供がじっとしていられない場合は、必ず指で髪をはさんで切るのが失敗しないコツです。
おわりに
子供の前髪を切るために必要な道具から、きれいに切るためのコツ、おすすめの切り方についてご紹介しました。七五三などの行事のために髪を長めにしている女の子は多いですが、前髪で印象は大きく変わります。ぜひこの記事を参考にしてかわいい前髪を維持してあげてください!
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