世界的なシタール奏者、ラヴィ・シャンカールが92歳で死去
ラヴィ・シャンカール、ジョージ・ハリスン
『Collaborations』ジャケット画像
世界的なシタール奏者として知られるラヴィ・シャンカールが、12月11日にサンディエゴの病院で亡くなった。享年92歳。米メディア〈Billboard〉が伝えたところによると、彼は先週の木曜に心臓弁の置換手術を受けていたものの、その回復が思わしくなかったという。
20年にインドのワーラーナシーに生まれた彼は、38年に北インドの伝統楽器であるシタールを学び始め、60年代にはジョン・コルトレーンと交流、69年に〈ウッドストック〉出演を果たすなど世界を舞台に活躍。ビートルズのジョージ・ハリスンが彼にシタールの奏法を師事したことや、作曲家のフィリップ・グラスらとのコラボレーションをはじめ、インド音楽の枠に留まらないざまざまなジャンルのアーティストに影響を及ぼした。これまでにグラミー賞を3度受賞しており、先日に発表された第55回のグラミーでも、最新作『The Living Room Sessions Part 1』が〈Best World Music Album〉にノミネートされたばかりだった。また、彼はジャズ・ピアニスト/シンガーのノラ・ジョーンズの父親としても知られている。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
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