『バイキングMORE』 芸能人の“副業”飲食店の危機特集にバッシング! 「本業の方々が先だろ」 いや、そもそも副業なのか?

10月16日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)にて、コロナ禍で苦境に立たされている、芸能人が副業で経営する飲食店の特集が放送。これに対しネットでは「副業の飲食店の苦難より、本業の方々の苦難の方を先に取り上げろよ」といった声があがっています。
番組では、タレントの和田アキ子さんの手がける和食店が今月末での閉店を発表したと紹介。これをきっかけに「芸能人の”副業”飲食店ピンチ!?」と題し、芸能人の経営する飲食店を取り上げていました。
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その中で、女優の生稲晃子さんは、自身が経営する鉄板焼き『佐吉』では、1日の売り上げが2千円の時もあったと語っています。そのほか、タレントのドロンズ石本さんの『馬肉屋たけし』では、売り上げが10分の1に減少。元プロ野球選手の角盈男さんの『昭和歌謡曲バー m-129』は、閉店も視野にいれているなど、苦境に立たされていることが紹介されました。
スタジオでは、「帝国データバンクの調べによると飲食店の倒産件数が392件と過去最多となり、商工リサーチの調べでは、1年以内に中小企業の44.4%が廃業を検討する」など、飲食業界が立たされている苦境を紹介しています。
しかし、特集の“副業”というタイトルにひっかかったのか、ネットでは
「副業の飲食店の苦難より本業の方々の苦難の方を先に取り上げろよ。こんなとこでも身内贔屓かw」
「副業芸能人は所詮副業。今までの+α が無くなっただけ。そんなにツラいなら辞めればいいじゃん。本当に泣きたいのは本業でやっている人たち」
「芸能人はこうして宣伝とかしてくれるからいいけど、一般の方はそうはいかないもんね。人知れず店をたたむ人も多いだろうに」
などと疑問視する声があがっています。
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そもそも、飲食店は3年で7割近くが閉店すると言われる業界です。コロナ禍にかかわらず、芸能人が経営する飲食店閉店したというニュースを見かけますが、これは芸能人に限ったことではありません。
平時でも難しい飲食店の経営。コロナ禍で飲食業界全体が厳しい中、“副業”と題したことで、芸能人が片手間に経営しているような印象を与え、視聴者からの反感を買ってしまったのでしょう。しかし、この厳しい仕事を苦しい状況でも続けているということ、それは副業なのかと疑問に感じます。なにかもっと良いタイトルはなかったのでしょうか。(文◎デューク・テルゴ)
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