「家飲み」がはかどる100通りの楽しみ方を、人気ライター二人が真面目に愉快に大提案!
「withコロナ、afterコロナ」という言葉が生まれるほど、新型コロナウイルスが広まる前と後で一変した私たちの生活スタイル。中でも飲食に関する影響は大きく、外食を控えてもっぱら家で食事したりお酒を飲んだりするようになったという方も多いのではないでしょうか?
書籍『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』は、「この日常をなんとか前向きに、楽しいお酒で彩ろうと、アイデアを出し合うことにしました」(本書より)と、人気ライターのパリッコさんとスズキナオさんが編集・執筆をおこないました。家飲みがぐんと楽しくなる、さまざまなアイデアが詰まった一冊となっています。
そのひとつとして紹介されているのが「チェアリング」。これは、折りたたみ式のアウトドアチェアを持って屋外を歩き、好きな場所に椅子を置いて座り、酒を飲んだりして過ごす行為のこと。2016年に雑誌の一企画としてパリッコさんとスズキナオさんによって考え出されたものだそうですが、チェアリングを家の中でおこなうのであれば、今の状況になんともピッタリな飲酒スタイルではないでしょうか。
おすすめの場所はもちろんベランダ。自宅なので飲み物はヒエヒエ、料理はアツアツ、それでいて外気を浴びながらお酒を飲めて気分がよいと、本書で二人が絶賛しています。
また、お酒に欠かせないものといえば「おつまみ」。本書にはおつまみに関するアイデアがいろいろと登場します。中でも面白そうなのが「コンビニかけ合わせグルメで飲む」というもの。
これはコンビニで売られている複数の食料品を自在に組み合わせて新たな味わいを生み出すという楽しみ方で、ポテトサラダに黒豆や佃煮のごま昆布を混ぜたり、ミニクロワッサンにアイスのピノを詰めたりと、かけ合わせグルメが紹介されています。コンビニで買ってきた食品をかけ合わせながら気心の知れた人たちとWEB飲み会をするのも手軽で楽しそうです。
他にも「好きな酒場メニューを再現して飲む」「VRの焚き火を見ながら飲む」「聞いたこともない酢でサワーを作る」「オンラインのボードゲームで遊びながら飲む」「純粋に『酔い』と向き合ってみる」など、実に多彩な家飲みの方法が提案されています。
また、夢眠ねむ、METEOR、イーピャオ(『とんかつDJアゲ太郎』原案)など著名人による酒や食にまつわる寄稿も収録。それぞれの個性が感じられる、バラエティに富んだ読み物となっています。
本書に載っているアイデアをひとつずつ試してゆくもよし、これを参考に新たな楽しみ方を考えるもよし。家飲みを今まで以上に楽しく豊かなものにしてみてはいかがでしょうか。
(文・鷺ノ宮やよい)
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