「可愛さに年は関係ない」「年下彼氏良い」 妄想系アラサー女子が同居高校生男子の帰りが遅くてやきもきするマンガに思わずニヤける

美人でスタイルも抜群なのに自己評価は低めで、SNSで妄想ばかりつぶやいていた元ニートの「進撃のえろ子」こと新藤絵留子が、便利屋で働きはじめて現実の推しキャラとして高校生の星クンに出会ってしまう此ノ木よしる先生(@y_konogi)の『進撃のえろ子さん』(ヤングアニマルコミックス)。Twitterでは同居をはじめた星クンが実家からなかなか帰ってこなくてやきもきするストーリーが公開されています。

「…おそい。どうしたのかな…星クン。今日帰ってくるんだよね…?」とスマホを抱えるえろ子さん。「ていうか星クンの家は元々あっちなんだし、帰ってくるって言い方はおかしいか…」と思いつつ、「いちいち何時に戻るの?なんて送るのもうざいかなぁ…。お…お母さんじゃないんだから…」とアラサーな自身との年齢差を実感。「そもそも星クンが戻ってくる保障なんて無いのよね…」とネガティブ思考に。

「星クンは若いんだもの。私なんていつ飽きられたって…。だいたい仲良くなれたのが奇跡に近い…。そうよ…そんな簡単に妄想みたいなこと起こるわけない。アレ…?もしかして今までのこと全部私の妄想だったりして!? SNSで妄想を呟きすぎて、最初から本当は一人で部屋に籠もってて」とあらぬ方向に考え出して「ヒィエエェ、怖い!!」となっていたところ、ドアが開く音が!

帰ってくた星クンを前に「…現実ですか?」というえろ子さん。「何!?急にどうしたんスか!?」と慌てる星クンに、「…よかったぁ…帰ってきてくれて…」と頬に手を伸ばします。

「…まさか、ご飯を作って待っててくれたなんて…! 遅くなってすんません!! アホ親父がなかなか離してくれなくて…っ」と謝り倒す星クン。

「…帰る時間、連絡しようと思ったんスけど、絵留子さんちに押し掛けて泊めてもらってる分際で、な…なんかあつかましいかなって…」という星クンに、「…こっちこそちゃんと聞けばよかったのに、変に遠慮してごめんなさい」と笑うえろ子さん。ここで星クンがえろ子さんをなでなで。「泣くほど心配してくれたんスね…絵留子さん…かわいい」と言われ、「こっ…子供みたいに扱わないで下さいッ。私の方が年上なんですからね!?」とぎゅーっとされたまま主張するのでした。

もともとは此ノ木先生が『ヤングアニマル』で連載していた『変女 〜変な女子高生 甘栗千子〜』の番外編としてスタートしたこの『えろ子さん』。「作者史上初の完全女性視点、女性主人公」ということで、読者が「『変女』と比べると、女性と思われる方の反応も多く、とても興味深く読んでいたりします」といいます。実際、このエピソードでも「尊い」「可愛さに年なんて関係ない」といった多数の声のほか、「年下彼氏良い」「ニヤけが止まんねぇ」といった反応も寄せられていました。

微妙にお互いを勘違いしつつも基本的に両想いな二人のことを描いている『進撃のえろ子さん』は、2020年10月29日に第3巻が刊行されます。此ノ木先生によると「絵留子さんと星クンの関係がとんどん縮まりますので、その関係性を楽しんで頂ければと思います!」とのことなので、『変女』からのファンという人も、えろ子さんの妄想が面白いという人も要チェックです。

『進撃のえろ子さん~変なお姉さんは男子高生と仲良くなりたい~』(白泉社)
https://www.younganimal.com/title/eroko/ [リンク]

※画像はTwitterより
https://twitter.com/y_konogi [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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