爆笑太田の「裏口入学問題」で思い出す、なべやかんの明大替え玉受験 どっちが面白い? 太田さんの“やってる”可能性は?

10月1日、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光さん(55)が、日大芸術学部に裏口入学したと虚偽の記事を「週刊新潮」に掲載されたとして新潮社に約3300万円の損害賠償と謝罪広告を求めて提訴していた件で東京地裁の口頭弁論に初出廷。世間の注目を集めています。
さてそんな中、今回は芸能界を揺るがした「裏口入学」として、タレントのなべおさみさん(81)が起こした「明治大学替え玉受験事件」を振り返りたいと思います。
この事件は1991年に長男の3浪(後のなべやかんさん(47))に悩んでいたなべさんが、古くからの友人に「推薦枠があるから明治に入れる」と話を持ちかけられて、言われた通りに全学部の願書と受験料を用意し、明治大学第二商学部の合格を勝ち取ったものの、大学側に替え玉受験がバレて大問題になりました。
関連記事:どうなる爆笑問題・太田光氏の日大裏口入学報道 所属事務所社長で妻の光代氏は深夜の激怒ツイート | TABLO
なべさんは会見を開いて謝罪したものの、この件をきっかけに明治大に警察の捜査が入り、84年から90年にかけて20人以上が替え玉受験で合格していたことが判明。この不正に関与したとして大学側に逮捕者も出て、なべさんは当時司会を務めていた『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系)への出演を自粛するなど大騒動になったのです。
その後、大学に入ることができなかった長男・やかんさんは、なべさんの後輩芸人であり明治大学OBであるビートたけしさん(73)のはからいで、たけし軍団に入団し“なべやかん”として芸能活動をスタート。タレント活動のほかパワーリフティングにも傾倒し、世界選手権に日本代表として出場するなど才能を開花させ、2018年、たけしさんとともにオフィス北野を退社した後はプロレスデビューを果たすなどしています。
参考記事:法廷でふざける太田光に賛否両論 「日大裏口入学報道」で新潮社を相手取り提訴 「誓います、伊勢谷友介です」と発言 | TABLO
今回の太田さんの「裏口入学騒動」は、さすがになべさんほどの大事件には展開しなさそう。とはいえ、初出廷で太田さんは「良心に従って真実を述べることを誓います」と宣誓したあと、小さい声で「伊勢谷友介です」と呟いたり、英語力について聞かれると「ア・リトル」と答えるなど、芸人らしくボケるなどの気概を見せていたとのこと。
太田さんの今回の発言で個人的に一番すごいと思ったのは、2012年に亡くなった太田さんの父・三郎さんが裏口入学のために裏金を渡していたことを否定できるかと問われた際に「亡くなっているし分からない」としたところ。そ、そこは一番大事なところなのでは…。太田さん、ボケるにも程がありますよ!?(文◎小池ロンポワン)
あわせて読む:オフィス北野所属の私が「ビートたけし独立騒動でのマスコミ報道」の嘘を検証|プチ鹿島 | TABLO
関連記事リンク(外部サイト)
「松本人志を表示しない方法を教えて」 Amazonプライムが300円お詫びクーポン券発送
日テレ24時間テレビに重大なヤラセ疑惑 タイで行った“東日本大震災の死者を弔う祭り”は金を払って人々を集めたデッチ上げだった!
タピオカ・ミルクティーを飲み続けた結果、死を覚悟した女性 今から恐ろしい話をします

TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
ウェブサイト: https://tablo.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。