沢尻エリカさんの「別に」発言にも動揺しなかった竹内結子さんにプロとしての女優の姿を見ました|久田将義

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沢尻エリカさんの「別に」発言にも動揺しなかった竹内結子さんにプロとしての女優の姿を見ました|久田将義

誰にも、原因は分からないかも知れません。

いちファンとして竹内結子さんの女優歴は順風満帆だったと捉えていました。僕が竹内結子さんの存在を知ったのは映画『リング』の女子高生役(映画初出演かと思います)でした。

もし『リング』を見ていない人がいたら、この部分は読み飛ばして頂きたいのですが、端役とは言え犠牲役を演じた竹内結子さんには存在感がありました。冒頭シーンしか出ていないのに……。よほど期待の新人だったのではと想像させます。

その後の活躍は皆さんご存知の通りです。日本映画でも受賞を連続して取っています。ネットでは『ストロベリーナイト』の演技が好評なようで誉田哲也の原作を崩さない姫川と菊田(西島秀俊)の微妙な恋愛関係に視聴者は大の男でもハラハラしながら見ていた事でしょう。

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僕的にはその前の映画『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』という海堂尊原作の医療ミステリーシリーズが好きでした。『チーム・バチスタの栄光』では阿部寛さんとのやり取り、『ジェネラル・ルージュの凱旋』では当時、まだ売り出し中だった堺雅人さんとの掛け合いが絶妙で、是非鑑賞をお勧めします。本当にイキイキとした演技でした。

演技とは関係なかったシーンが印象に残っています。雫井脩介原作『クローズ・ドノート』が映画化されました。行定勲監督と舞台挨拶に立った、竹内結子さん。因みに、伊勢谷友介さんも出演しており、沢尻エリカさんも大麻取締法で逮捕されたところから、2人の逮捕者を出した作品です。閑話休題。

そこでフィーチャーされたのが沢尻エリカさんの半ギレ状態。司会の「撮影スタッフにお菓子を作ってあげたそうですがどういう心情でしたか?」に対して、有名な沢尻さんのリプライ、

「別に」。

舞台上は異様な雰囲気に包まれましたが、竹内結子さんの顔は一瞬こわばったように見えたものの、平然としていました。

「女優の貫禄」のようなものを感じました。

そして、沢尻さんの「失態」をカバーするように竹内さんは女優としてのコメントを舞台で発していました。ワイドショーなどは沢尻エリカさんの態度について騒然としていましたが、僕はその横でご自分の仕事を真っ当した竹内結子さんの態度について「大したものだなあ」と思っていました。そういった、胆力のある人がなぜ。もっと演技を見て見たかったです。ご冥福をお祈り申し上げます。(文◎久田将義)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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