強面すぎるけれど教育方針は真っ当! マンガ『人見知り専門家庭教師 坂もっちゃん』に「刺さった」「本当にそう」と共感多数

コミュ障な高1女子の池野しらすのもとに、凶暴そうな巨漢家庭教師の坂本ガクトがやってくるというぬこー様先生(@nukosama)の『人見知り専門家庭教師 坂もっちゃん』(KADOKAWA)が2020年9月16日に刊行。Twitterでは10話分が投稿されて試し読みすることができます。

人見知りのしらすのために、母親が雇ったという家庭教師。「坂本ガクトだ。よろしくな」という先生はコワモテすぎて、「人見知りとかそういう次元の問題ではなくなった。命を守る行動をしなければ」とビクビクしますが、「俺のことは坂もっちゃんと呼べ」と言われて「呼べるか!!」と心の中でツッコミます。

「池野しらす。高校1年生。成績が上の下…特に目立った苦手科目もない」と言われ、「はい…」と小声で返事すると、「しらす、お前さぁ、何で勉強してンだ?」と威圧的に質問。「…成績を上げるため…とか…?」とドキドキしながら答えると、「違えよ。その先を聞いてンだよ」と言われ、「間違えた!?消される!?」と怯えます。

「勉強っつーもんはさ、何かを成し遂げる為の手段だろうが」と言われ「???」となるしらす。それを見て坂もっちゃん、「…まさかお前、やりたいこともねーのに、やりたくもねー勉強頑張ってたのかよ」と問いかけ、しらすは硬直。

はあ~という溜息にビクッとするしらす。ですが、坂もっちゃんは「苦手科目がないヤツは勉強嫌いなくせに努力家なんだよな。しらす、頑張るのはいいことだけどな、無理すると精神壊れンぞ」と諭します。「たまには息抜きしろ。俺がついてんだ、成績のことは気にするな」とゲームコントローラーを投げ渡されて、「せんせぇっ!!」となるしらすに「坂もっちゃんだ」と訂正するのでした。

pixivコミック月例賞で大賞になったこのマンガ。「僕自身も人見知りなので気持ちはよくわかります。現実世界で見かけたときはそっとしてあげてます」というぬこー様先生によると「新連載企画で没になったネームをちょっとアレンジしました。最初はただのやくざみたいな家庭教師と女子高生の話でした」といい、単行本化されることについては「過去何度も打ち切り食らってるのでうれしいです。運がいいなと思います」と話します。

「勉強は本来楽しくやるべきだ」という坂もっちゃんの教育方針について「刺さった」「本当にそう」という反応が上がっていたほか、しらすについても「素直な子」「尊い」といった声が続出。ぬこー様先生は「思ったより共感いただけて普通に驚いてます!感謝です」とコメントしてくれました。

単行本では、特別描き下ろしとしていじめられっ子だったという坂もっちゃんの小学生編が収録。「続きが気になる」という声も多かっただけに、要チェック。ちなみに、ぬこー様先生によると「坂もっちゃんのLive2D作って近いうちに受肉します」とのことなので、こちらも気になるところです。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/nukosama [リンク]

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 強面すぎるけれど教育方針は真っ当! マンガ『人見知り専門家庭教師 坂もっちゃん』に「刺さった」「本当にそう」と共感多数

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: https://note.com/parsleymood

TwitterID: ryofujii_gn

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。