狭いベランダの活用法!物干し以外に使う方法は?
「ベランダが狭くて物干しにしか使えない」なんて諦めていませんか?狭いベランダでも活用法次第でいろいろな使い方ができるのです。くつろぎの場所や趣味の空間として、作業場や子供の遊び場としてと、ベランダを大いに活用する方法をご紹介します!
狭いベランダでも物干しだけじゃもったいない!
マンションのベランダの広さは、部屋と同様に広さもまちまちです。特に1人暮らし用など部屋の設定人数が少ない場合は、ベランダの広さも大したことがない場合が多いのではないでしょうか?
そんな風に狭いベランダは使い勝手も悪く、1人住まいだとたまに洗濯物を干す程度にしか使わず、普段はほったらかしということもよくみかけます。
しかしそんな狭いベランダも、上手にアレンジすることでさまざまな活用法があるのです。ホームセンターなどで簡単に手に入るアイテムを使って、ベランダを趣味の空間として活用してみませんか?狭いベランダの活用法をご紹介します!
まずはベランダの改造から
普段はほったらかしのベランダに、ただいろいろと物を持ち込めばよいというものではありません。最終的にどんなベランダにしたいのかをまずしっかりと決めてしまいましょう。狭くて使いづらいベランダの活用法として、押さえておきたいポイントをまとめました。
アレンジ目的は明確に
狭いベランダの活用法の基本は、最終的にベランダをどう使いたいのかを決めておくことです。あれもこれもと欲張らず、くつろぎの空間にするのか、ガーデニングなどの緑のスペースにしたいのかなど、具体的に決めてしまいましょう。
イメージがまとまったら基調とする色も決めると、まとまりのあるスペースへと作り変えやすくなります。アイテムの購入前には、ベランダの横幅や奥行きなど、どれだけの広さがあるかを測ってイメージ通りの小物を置けるかをチェックしておくと、購入後に慌てることもないので安心です。
改造は床から
普段物干し程度の限られた用途でしか使わない狭いベランダの床は、予想以上に汚れていることが多いものです。まずはキレイに掃除して、ベランダのアレンジの邪魔になる物を片付けてしまいましょう。
片付けが終わったら床材を敷いていきます。最初に決めたイメージに合う床材を選んで購入するのがおすすめです。床材には人工芝やすのこ、ウッドデッキなど、さまざまな種類があります。
これらの床材を選ぶ際に注意したい点は床材の耐久性です。安い物は劣化スピードが早かったり、白アリの被害にあいやすかったりとデメリットもあります。多少高価でも耐久性の高い物を選ぶようにすると安心です。
手っ取り早く床の見た目を変えたいのであれば、ラグを敷いてもよいでしょう。ただし日本の気候ではなかなか出しっぱなしは難しいものです。いつもの床に変化を出したいときなどに使ってみてはいかがでしょうか?
スペースを確保
マンションやアパートでは、ベランダは避難経路になっていることもあるため、物を散乱させるわけにはいきません。さらに洗濯物を干すスペースも残しておきたいものです。そのため室内に入れられる物は取り込み、不要な物や置けない物は処分して、十分なスペースを確保しましょう。
カフェテラスなどのくつろぎ空間
小さいテーブルと椅子を置けるだけのスペースがあれば、狭いベランダでもお店のようなおしゃれなカフェスペースにする活用法もあります。テーブルと椅子は移動が簡単な折りたたみ式の物を用意すれば、必要なときだけ出すことで汚れを最小限に抑えることが可能です。
「テーブルは置けても椅子までは置けない」というほど狭いベランダの場合は、ベランダはテーブルを置くスペースに、室内は椅子やソファ、ベンチなどを置くスペースとすれば、十分な広さのあるカフェスペースになります。室内と一体化させる活用法で対応するとよいでしょう。
テーブルはフックタイプもおすすめ
折りたたみ式のテーブルもよいですが、フェンスに引っ掛けるタイプのテーブルもおすすめです。ベランダの形やスペースにあわせて、カウンタータイプにして省スペース化してもよいでしょう。
クッション型の椅子をテーブル代わりに使っても、場所を取らずにおしゃれな雰囲気を楽しめます。固定観念にとらわれずに上手にアイテムを取り入れると、狭いベランダでも広く感じさせる活用法がみつかるものです。
棚やラックで雰囲気づくり
グリーンや小物で雰囲気を出すときには棚やラックを配置して、そこに緑や花の鉢植えや、ちょっとした小物を置いてみましょう。スペースをとらずに雰囲気の演出が可能な空間活用法です。用意する棚やラックの高さをわざと変えても、また違った雰囲気を演出できます。
ガーデニングや家庭菜園
狭いベランダでガーデニングを楽しむ時は、空間に高さが出るように、背の高い観葉植物などがおすすめです。さらに棚やラックに鉢花やグリーンを飾ることで、より本格的にガーデニングを楽しむことができます。
狭いベランダでは直接鉢などを下に置きにくいため、壁掛けプランターを利用すると、壁もガーデニングスペースにできるのでおすすめです。外からの目隠しにも使えるのが壁掛けプランターの利点でもあります。
同じ緑を楽しむのなら、ガーデニングと同様に家庭菜園も楽しみましょう。ベランダのフェンスの高さや日当たりにあわせて、育てる野菜を決めるのがおすすめです。自ら育てた野菜は美味しいだけでなく、子供の情操教育にもなります。
ただし野菜は日当たりや湿度に敏感なため、置き場所には要注意です。ガーデニングでもいえることですが、室外機の風が直接当たるところに置くのは避けましょう。湿度を好む植物同士、乾燥を好む植物同士と、置き場所をわけるのも大切です。
「虫」の管理を徹底すること
ガーデニングや家庭菜園で問題になりやすいことは、虫が湧くことです。害虫が付かないように枯れ葉をしっかり管理したり殺虫剤をまいたりと、防虫に心掛けて楽しみましょう。薬剤の使用を避けたいときには、防虫ネットなど虫を寄せ付けない工夫も大切です。
緑の少ない時期はフェイクグリーンもおすすめ
ガーデニングや家庭菜園では、冬場になると落葉してしまったり枯れてしまったりと、緑が少なくなることも珍しくありません。ベランダがさみしいと感じるようならば、フェイクグリーンを紛れ込ませるのもよいでしょう。
仕事場や子供の遊び場にも
自宅で仕事をすることが多いという方が増えている中、ベランダに小さいテーブルやデスクと椅子を用意して、ちょっとした作業場にする活用法もおすすめです。室内の作業場と使い分けたり、気分転換を兼ねた作業場として利用したりするとよいでしょう。
また、子供の遊び場としてウッドデッキや人工芝でリメイクするのもおすすめです。子供にとってもいつも室内ばかりというのは息苦しいものですが、ベランダを遊び場にすることで室内ではできない遊びもできます。
夏場はプールを置いて水遊びをしたり、季節を問わずにシャボン玉遊びで楽しんだりと、室外だからこその遊びを満喫させてあげましょう。ただし、子供の声が近所迷惑にならないよう気を配ることも、忘れないようにしてください。
おわりに
「我が家のベランダは狭いから」と諦める前に、まずは一度片付けて見回してみてください。意外といろいろできるだけのスペースがあるのではないでしょうか?狭いベランダでも工夫次第で活用法はさまざまです。ぜひ癒しの空間としても有効活用してください!
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