[冷やしおでんレシピ3選]夏野菜をひんやりお出汁やジュレで!
おでんと言えば冬の鍋料理の定番ですが、夏野菜を使った「冷やしおでん」もおいしいものです。夏に作りたい「冷やしおでん」のレシピを紹介します。
冷やしおでんのレシピ
さっと作れる手軽なものから、時間をかけて作る本格的なものまで、3つの冷やしおでんレシピを紹介します。
●夏の冷やしおでん
いりこだしが効いた一品。
材料(4人分)
トマト(中玉):4個
枝豆:12粒
しそ(大葉)、またはバジル:4枚
水:400ml
いりこ:10尾
塩:小さじ1/3
薄口醤油:小さじ1
作り方
トマトは皮に十字の切り込みを入れてから熱湯に浸け、冷水に取り出して湯むきする。
いりこは腹ワタを取り、電子レンジにかけてカリカリにしてから鍋に入れた水に浸ける。
2を弱火で煮出し、薄口醤油と塩で調味してから、1と枝豆を入れて弱火で5分煮る。
3を冷まし、粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れて冷やす。
4を器に盛り付け、しそまたはバジルを飾る。いりこもいっしょにいただく。
●冷やし夏野菜おでん
梅干しのうまみが効いた爽やかなおでん。
材料(2人分)
<おでんの具材>
しめじ:1株
トマト(中玉):2個
オクラ:2本
パプリカ:1/2個
みょうが:1個
なす:1個
ズッキーニ:5cm
ちくわ:2本
豆腐:100g
昆布茶:少々
砂糖:少々
鶏手羽中:8本
<おでんつゆ>
水:500ml
おでん昆布(※1):4個
ニンニク:2片
ショウガ:少々
梅干し:6個
酒:大さじ2
砂糖:大さじ1と1/2
オイスターソース:大さじ1
粉ゼラチン:10g
1 結んである、おでん用の昆布のこと。
作り方
<野菜を冷凍しておく>
しめじは石づきを取り、2~3本ずつにほぐす。トマトはヘタと芯をくり抜き、皮に十文字の浅い切り込みを入れる。オクラは塩(分量外・あれば粗塩)でこすり洗いし、ヘタの先端を切り、ガクの周囲を薄く削り取る。パプリカは縦4つに切る。
1を野菜ごとにラップで包み、1日以上冷凍しておく。
memo
・好きな野菜を使ってOK。
・野菜を冷凍しておくことで、つゆに入れたときに味がしみ込みやすくなります。
・冷凍せず、おでんつゆといっしょに煮てもかまいません。
<野菜とその他の具材を準備する>
みょうがは半分に切る。
なす(※2)はヘタを取って、空気が入らないようにラップで包み電子レンジで約2分加熱したら、すぐにラップごと冷水にとる。中の熱い水分を押し出し、水を換えながら完全に冷ます。これを縦半分に切り、昆布茶と砂糖を同量ずつ混ぜたもの少々を果肉にふり、なじませる。
ズッキーニ(※2)は縦6等分に切り、ラップで包んでレンジで1分加熱する。ちくわは斜め半分に切り、豆腐は食べやすい大きさに切り分ける。
2 つゆがよくなじむように、なすとズッキーニは下処理して11、12の工程で入れます。
<おでんのつゆを作る>
鍋に水を入れ、おでん昆布を浸けておく。
鶏手羽中は塩(分量外)でこすり、洗って水気をふく。
ニンニクは薄皮をむき、ショウガは薄切りにする。
6に8と梅干し、酒、砂糖、オイスターソースを入れ、沸騰させる。中火にして7 を加え、再沸騰したら弱火にしてあくを取り、ふたをして弱火で約20分煮る。
<つゆにゼラチンを加える>
9のふたを取り、再び強火にして沸騰直前まで温度を上げる。火からおろし、つゆの温度が80℃以上ある状態で、粉ゼラチンを振り入れ、よく混ぜて溶かす(煮立たせると固まらなくなるため注意)。
<野菜を加えて冷やす>
10にしめじを加えて具材を鍋の片側に寄せ、空いたスペースにトマトを加え、皮がむけてきたら取り除く。オクラとパプリカ、さらにみょうがを加え、全体をやさしく混ぜてからズッキーニも加える。冷蔵庫に入れ、煮汁が固まるまで冷やす。
<盛り付ける>
11を冷蔵庫から出し、なす、ちくわ、豆腐とともに器に盛り付けて完成。
●無水鍋で作る冷やしおでん
お酒のおつまみにもなる、ひんやりおでん。
材料(4人分)
なす:2本
大根:12cm
ズッキーニ:1本
トマト:2個
水菜:30g
みょうが:1個
ごぼう天(※3):4本
[A ジュレ用]
ショウガの野菜出汁(※4):400ml(スープのみ)
みりん:大さじ1
砂糖:大さじ3と1/2
薄口醤油:大さじ1と1/2
塩:小さじ1
粉ゼラチン:7g
冷水:大さじ1
[B 煮込む用]
ショウガの野菜出汁(※4):400ml(スープのみ)
酒:小さじ4
みりん:小さじ4
薄口醤油:小さじ2
塩:小さじ1/2
3 おでん用の練り物。
4 ショウガの野菜出汁の作り方は下の囲みをご参照ください。
作り方
なすはヘタを切り落とし、ピーラーで間隔をあけて皮をむき、隠し包丁(※5)を入れて縦半分に切り、塩水(分量外)に浸けておく。大根は厚さ3cmの輪切りにし、米のとぎ汁(分量外、少量の生米でも可)でやわらかくなるまで煮ておく。ズッキーニはヘタを切り落とし、ピーラーで間隔をあけて皮をむき、厚さ1cmの斜め切りにする。ごぼう天は湯通しして斜め半分に切る。
トマトはヘタを取って湯むきする。水菜は長さ3cmに切り、みょうがは千切りにして水にさらす。
粉ゼラチンは冷水に入れ、ふやかしておく。
無水鍋にAを入れて中火にかけ、沸騰したら火を止める。3を加えて混ぜ合わせ、バットに移し、底に冷水(分量外)をあてる。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やして固め、ジュレを作る。
耐熱皿になすを並べ、ラップをかけて電子レンジ600Wで6分30秒ほど加熱する。
無水鍋に5、大根、ズッキーニ、ごぼう天、Bを入れ、ふたをして中火にかける。沸騰したら弱火にして10分ほど煮込み、バットなどに取り出して、ラップをかけて冷ます。
6と2を器に盛り付け、4をフォークなどで崩しながら回しかけて完成。
5 味をしみ込みやすくするため、包丁でうすく切れ込みを入れること。
隠し包丁の入れ方はコチラ
ショウガの野菜出汁の作り方(すべて分量外)
●材料(6人分)
・タマネギ(中):1個(200g)
・にんじん(中):1/2本(50g)
・椎茸(中):3~4枚(40g)
・ショウガ:2片
・昆布:適量
・水:1600ml
・塩:小さじ1/2
[C]
・タマネギの皮(内側):2~3枚
・にんじんの皮:適宜
・椎茸の軸:適宜
・ショウガの皮:適宜
●作り方
1. タマネギ、にんじんは皮をむき、薄切りにする。椎茸は軸を取り、薄切りにする。ショウガは皮をむいて細切りにする。皮や軸も使うので取っておく。
2. Cをザルに入れ、10分ほど水にさらす。
3. 無水鍋に昆布と水を入れて中火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す。
4. 3に1と塩を入れ、2を、水を切って加え、ふたをして中火にかける。沸騰したら弱火にして20分ほど煮て完成。
最後に
野菜を具材に使ったヒンヤリ冷たいおでんを、ぜひ楽しんでください。
[トマト]おいしいトマトの見分け方と、保存のコツ
トマトには大きく分けて2種類あり、果皮が赤い品種の「赤系」、果皮が透明な品種の「ピンク系」に区別されます。現在は品種改良が進み、あまり区別はなくなっています。鮮やかな赤い色の正体は「リコピン」で、カロテノイドの一種です。
最終更新:2023.01.13
文:アーク・コミュニケーションズ
イラスト:林タロウ
監修:カゴメ
出典:
ひろしま県民だより(夏の冷やしおでん)
JAしみず(冷やし夏野菜おでん)
ル・クルーゼ「レシピ集」
冷やしおでん
しょうがの野菜だし
カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。
ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。