【2020最新】注目抱っこひも『ナップナップ』人気4型の選び方! コスパ抜群・日本発の実力派を徹底検証【保存版】

「コスパが抜群!」「体にフィットする」との定評がある日本発の抱っこひもブランド『ナップナップ』。 今回は、人気抱っこひも4種の使い心地やスペックを比較検証した!
人気抱っこひも『ナップナップ』4種の選び方を徹底検証!
「ナップナップ」は、日本発の抱っこひもブランドだ。販売元の株式会社ナップナップ(東京都荒川区)は、「子育てをもっと楽しく」をコンセプトに、日本人の生活・体格に合わせた抱っこひもを研究し、商品を企画・開発。
開発時には、たくさんのママ・パパ、保育士、整体師が参加し、使いやすさを追求しているという。
「海外メーカーの抱っこひもは大きすぎて合わなかったけど『napnapベビーキャリー』はフィットした」という声も多く寄せられているそう。

さて、今回試したのは以下の4つのラインナップ。
1. napnapベビーキャリーBASIC メッシュドライ 税抜10,000円
2. napnapベビーキャリーUKIUKI 税抜11,880円
3. napnapベビーキャリーCOMPACT 税抜7,980円
4. napnapベビーキャリーVision 税抜18,000円
これら4種類を順番に紹介する。

検証は新生児と同等の体重・体格を持つ赤ちゃん人形リサで行った。
そのため、1~3に関しては首座り以前に抱っこする時期に使う付属品『新生児パッド 2WAY』を用いている。

首が座る前の縦抱っこに用いる「新生児パッド」
ちなみにこの記事はナップナップ社の広告ではないので念のため。消費者目線で商品検証することをナップナップ社に伝えた上での取材記事である。
まずはナップナップの特徴をチェック!

どの抱っこひもにも大容量ポケットつき
「ナップナップ」は、比較的新しいブランドではあるが、軽い・安全・負担が少ない・デザインがかわいい…と、高スペックで、全ての抱っこひもにちょっとした荷物を運ぶことができるジップ付きのバッグがついているのが特徴。

余ったベルトをまとめる「まとめゴム」と「落下防止ゴム」もすべてのアイテムについている
安全面においても申し分なく、繊維の強度やバックルの構造まで定めた厳しい「SG基準」を満たし、全ての抱っこひもはSGマークつきだ。

また、コストパフォーマンスが抜群なのも魅力。
2,000年代に入ってからは、海外ブランドの抱っこひもが大きな人気を集めているが、人気ブランドはベーシックなタイプでも2万円はくだらない。
対する「ナップナップ」はベーシックなモデルは1万円以下、多機能な新モデルでも1万8,000円ととても手頃。
1: napnapベビーキャリーBASIC メッシュドライ
まずナップナップのベーシックな抱っこひも『ベビーキャリーBASIC(ベーシック)』を検証。

左「BASIC」/右「BASIC ドライメッシュ」
「BASIC」には2種類あって、オーソドックスな『BASIC』(希望小売価格 税抜8,380円・発売中)と、メッシュ製の『BASIC メッシュドライ』(希望小売価格 税抜10,000円・発売中)の2種類から選ぶことができる。
今回は、新作の『BASIC メッシュドライ』をメインにお試ししていく。

繊維は丈夫で、縫製は緻密。通気性がよく、速乾性のあるメッシュ素材。

縦だっこは首がすわった4カ月頃~24カ月頃まで。別売りの「新生児パッド」を用いると生後10日頃から縦抱っこが可能※。
※ヒップシートに新生児パッドを使用する場合は生後1か月から

装着はとても簡単。最初にウエストベルトを装着してサイズを調整したあと、子どもを抱っこひもに乗せる。

実際に使用する場合は、ソファやベッドなど安全な場所で作業しよう
新生児の場合は、抱っこひもに新生児パッドを装着し赤ちゃんをのせてからウエストベルトをとめて抱き上げる。

続いて、肩ベルトのバックルをとめる。その後、落下防止ホルダーを装着する、という流れ。

弾力性がある肉厚肩ベルトで肩にくいこまず快適。

さらに、太めのウエストベルトで、肩と腰への負担が軽減される。

通気性の良い高機能素材を採用
オーソドックスな「BASIC」は基本的にコットン製でポケットを外すと全面メッシュ素材になる構造であるのに対し、「BASIC オールメッシュ」は、腰ベルト、肩ベルトもすべてメッシュ素材。
赤ちゃんとママが密着していると、とにかく汗をかきやすいのだが、通気性が抜群で冷涼感がある。

メッシュ素材でありながら、赤ちゃんの顔、太もも、ひざ裏が当たる部分は、やわらかい肌触りの生地が使われている。
この生地は肌にやさしいだけでなく、吸水速乾・UVカットに加え、抗菌効果があるのだとか。赤ちゃんは、新陳代謝がよく、汗の量が多いので、この工夫はうれしい。

さらに、本体のポケットをはずすと完全なオールメッシュに変身!
ホコリがつきにくく、劣化しにくいのもメッシュ素材のうれしいポイントだ。

首座り前の赤ちゃんの体を優しくサポートする別売りのパッド
ちなみに今回使った『新生児パッド2WAY』(希望小売価格 税抜3,900円・発売中)は、新生児期から縦抱っこが可能なパッド。ふかふかのクッション製だ。
赤ちゃんにとって、ママのお腹の中にいるときのような自然な背中のカーブを保つことができそうだが、夏はパッドの中はかなり暑くなりそう。本格的に外出が始まり首の座ったころには、パッドは必要なくなるのだろうが…。
首が完全に座ったら「BASIC」でおんぶも安全に!
生後4か月を過ぎ、完全に首が座ったら、おんぶも可能に。

おんぶの際には抱っこひもをソファに広げ、赤ちゃんを寝かせて、ホルダー、安全ベルトを装着して、背中に背負うという手順だ。
要は置いてあるリュックを背負うような感覚。そのため、赤ちゃんがお座りができるようになれば、なお容易に背負うことができるということ。

落下防止のための安全ベルトを装着してからおんぶ
置いた状態からおんぶへの過程における横からの落下も心配なし。「ホルダー×落下防止機能の安全ベルト」のダブル固定で安心して背負える。

おんぶは抱っこよりママの体への負担が軽い他、そのままキッチン作業など家事がしやすい。上の子の相手もしやすくなるなど、おんぶはメリットが多い。「おんぶがしやすい」「おんぶが簡単」な抱っこ紐としても定評があることは特筆したい。

ナップナップの抱っこひもは、使わないときにはコンパクトに収納して、腰に装着しておくことも可能。
腰につけっぱなしでもダラダラせず安全だし、手荷物を減らすことができる。

フードもメッシュ製で涼しげ
抱っこしたまま寝てしまったときには、通気性の高いメッシュ製のスリーピングフードで頭の揺れを防ぐ。

BASICは上記6種と、napnapベビーキャリープラス デジカモの計7種
カラーバリエーションは『BASIC』が7種類、『BASIC メッシュドライ』が3種類と豊富にそろっている。

2:napnapベビーキャリーUKIUKI(ウキウキ)
続いて、『ベビーキャリ― UKIUKI』(希望小売価格 税抜11,880円・発売中)をお試し。

オーソドックスな「BASIC」と同様の構造だが、「UKIUKI」は文字通りウキウキするような遊び心のあるデザインが特徴。

ヴィヴィッドなレモンイエローが印象的
デザインだけでなく、こだわりの機能も充実している。

写真は、北欧のテキスタイルを意識した「レモンツリー」。洗練されたポップなデザインで元気がでそう。

おんぶ時に簡単に装着できるフードは取り外し可能。イエローとのコントラストがオシャレ。

あらかじめフードを装着しておけば、上写真のようにおんぶの状態でも紐を引っ張るだけで簡単にフードができる「簡単装着フード」機能も。

付属のよだれカバー
また、「UKIUKI」には「よだれカバー」がセットでついてくる。
やわらかなコットン素材で、赤ちゃんの頬が触れても安心。よだれがつくたびに洗濯はできないので、カバーをつけておくと便利。

おしゃぶりなど「お気に入りグッズ」をかけておける
さらにおしゃぶりなど、育児グッズをかけられる便利な「マルチD環」つき。他にはなかなかない機能だが、まさに地味に役立つありがたい点といえよう。

チャックを開けるとメッシュに
他の型と同様に「UKIUKI」にも大容量ポケットがある。荷物を入れることができるからバッグの荷物を減らすことができそう。
デザインは、ネット投票で選ばれたそうでママたちの意見が反映されたデザインとなっており、現在は「レモンツリー」など3種類から選べる。※シェルは売り切れ

記者の注目は「デニム」!
ナップナップの抱っこひもは夫婦兼用が可能だが、夫専用にプレゼントしたら喜んでくれそう。
街中で誰かに「あの抱っこひも、かっこいい!」などとほめられ、ちょっと気分をよくして育児に協力的になってくれるのではないか…などと、勝手に妄想してしまう。

「UKIUKI」はコットン製だが、オールメッシュ製の「UKIUKI」の発売も待ち望まれる。
次ページでは、「COMPACT」「Ⅴision」をチェックしていく!
3:「napnapベビーキャリーCOMPACT」
続いて『ベビーキャリーCOMPACT』(希望小売価格 税抜7,980円・発売中)を検証。

「COMPACT」の特徴はなんといっても、軽さと薄さ!

ナップナップブランド中でも、「COMPACT」は420グラムと超軽量。ポケットの中に本体を収納できて、こんなに小さくなる!
他の抱っこひもブランドでもここまで軽いものはほとんどないと思われる。

撥水効果があるので、雨の日の抱っこひもとしても優秀
素材は薄くて強いポリエステル製で、撥水加工あり。

肩ベルトは「BASIC」や「UKIUKI」と比べて厚みがないので、他の抱っこひもと比べて長時間の抱っこ時には肩への負担はやや重くなりそう。

とはいえ、「COMPACT」の特化ポイントは他に類のない軽さ。
ベビーカーで出かけるとき、1歳を過ぎて手をつないで歩くときなど、バッグの中に携帯しても負担にならない軽さだ。

たたむときには、たたんで丸めてポケットへ。

バッグに入れて持ち歩くものにも便利
価格はリーズナブルだし、「サブの抱っこひも」としてもおすすめ。

カラーバリエーションは6種類。他ではあまり見られないプリント柄がとてもオシャレ。

4:『napnapベビーキャリーVision』
最後に『ベビーキャリーVision』(希望小売価格 税抜18,000円・発売中)は、2020年の新作抱っこひも。

何が画期的かと言えば、全ての抱っこひもの中で唯一「新生児パッド」なしで新生児期からずーっと使える点。
「縦抱っこ」「おんぶ」「前向き抱っこ」「新生児抱っこ」がこれ一つで済んでしまう「オールインワン」抱っこひもだ。

新生児の不安定な首は、取り外し可能な「ヘッドサポート」で優しく支える。

また、股幅を細調整できるので、赤ちゃんの成長に合わせて、フィット感をキープすることができる。

腰ベルトと肩ベルトは弾力性があり、体の負担を低く抑えられる。

肩の負担がとても軽い。「マルチD環」つき!
「Vision」は、おんぶのほか、前向き抱っこも可能。

ファスナーを開けるだけであっという間に股幅が調節できた!
前向き抱っこの際には「ポジション切替えファスナー」オープンすると、一気に股の幅が変わる。

腰が座ったら前向き抱っこが可能。股の幅も調整可能。
赤ちゃんにとって快適な前向きの姿勢をキープすることが可能。

背中が涼しくなるメッシュ素材
抱っこひもの本体にもジッパーがあり、ここを開けると、メッシュ素材に。

ポケットに保冷剤を入れて、暑さ対策も
暑いときには保冷剤を入れておいてもよさそう。
「Vision」を1つ持っておけば、長い期間、いろんなおんぶも抱っこも楽しめるので、かえってコストパフォーマンスは高そう。

ただ一点残念だったのが、フードの素材。「BASIC ドライメッシュ」のようなメッシュ製ではなく、厚手のコットン製だ。
デニムとベージュは黒い色のフードのため、晴れた日には温度が上がってしまいそうなので、メッシュ製になるとなおうれしいかも。

カラーバリエーションは、「ブラック」「ベージュ」「シェル」「デニム」の4種類。

今回紹介した抱っこひもは4型全て洗濯機での洗濯が可能。
その際にはまとめゴムを外し、バックルと全てとめた状態で洗濯ネットに入れて洗う。

軽い汚れなら湿らせた布でたたいて落としたら、日陰で吊り干しを。
抱っこひもを装着しているとママやパパ、赤ちゃんも汗をかきやすい。小さいうちはよだれが染みるシーンも多いので、適度に洗濯をするのがおすすめだ。
「ナップナップ」の抱っこひも、どう使い分ける?
「ナップナップ」の4種類の抱っこひもを試してみたが、全てに共通しているのが「機能性が高く、コストパフォーマンスがきわめて高い」という点。
記者だったら、4種類の抱っこひもをこんな風に選ぶと思う。

どの抱っこ紐も「キャラ立ち」しており、選びやすいと思われる。
比較的新しいブランドなので実店舗で取り扱う店がそれほど多くはなく、インターネット販売中心。

BASICの装着イメージ
人気ブランドと比べてまだまだあまり認知度は高くないブランドだが、控えめにたくさんの機能がついているので、「これほど多機能で、コスパがよければマーケティング次第で海外でも勝負できるのでは……?」と思ってしまう。
とはいえ、電化製品の例をあげれば、たくさんの機能をつめこみすぎた日本製が、コンセプトがシンプルでマーケティングに長けた海外製品に押されがちな現状もある。

ナップナップは、シンプルでメッセージ性の高いコンセプトをもうけることで、海外でも大ウケしそうなポテンシャルを持っていると感じた。
ユーザーの声を取り入れながら、改良を重ねているそうなので、今後の躍進が楽しみなだ。
購入は、ナップナップ公式オンラインショップやお近くの取扱店舗から。
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