気になる髪のパサつきには豆乳パワー!? 肌にも髪にも豆乳が効く理由とは
10月12日は「豆乳の日」。この日に向けて、トレンド総研から豆乳を活用したヘアケアに関する興味深いレポートが発表されました。豆乳は肌に良いというイメージがありますが、順天堂大学の白澤卓二先生によると髪の保湿対策にも有効性が高いそうです。
年齢とともに、衰えるのはお肌だけではありません。身体の水分量やホルモン量が減少するため、髪も乾燥しやすくなりパサつきが気になりはじめます。髪の乾燥もまた“老化サイン”のひとつなんですね。
20~30代の女性を対象に『「髪」に関する意識・実態調査(トレンド総研)』を行ったところ、「髪の悩み」としては「乾燥・パサつき」と回答した人が59%にも上り、約6割の女性が髪の乾燥を気にしていることが明らかになりました。パーマやカラーによるダメージもありますが、30代からはやはり年齢の影響から髪も乾燥しやすくなるのです。
※調査対象:20~39歳 女性300名。調査期間:2012年9月10日~12日 。インターネット調査。
そこで、髪のアンチエイジングに効果を期待されるのが豆乳です。豆乳は、髪の毛髪に存在する保湿成分の構成要素・アミノ酸が含まれる割合が高く、またアミノ酸のなかでも豆乳に多く含まれるグルタミン酸やアスパラギン酸は、「髪に吸着する」「保湿力が高い」という特性があるからです。
さらに、「豆乳には肌のターンオーバーを促進する働きがある」という実証データもあり、頭皮の細胞を活性化させてしっかりした髪を形成する効果も期待できます。抗酸化作用もあることから、髪の成長を阻害する要因となる皮脂の酸化を防ぐこともできそうです。
豆乳は発酵させると、アミノ酸の割合が増加するうえに乳酸が生成され、保湿力も抗酸化作用もさらに高まるとする研究結果もあるとのこと。エイジング・スペシャリストの朝倉匠子氏によると、美容室やヘアサロンのなかには豆乳の働きに着目した「大豆トリートメント」「豆乳パーマ」などのメニューを取り入れる店舗もあるそうです。豆乳や豆乳発酵液を上手に取り入れて、いつまでも若く美しい髪を大切にしたいものですね。
※トップ写真画像は『足成』より。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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