オトナの時計投資:高額デイトナは適正価格か?! 手が届かない人のクロノグラフの楽しみ方

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ROLEXマニアは最終的にバブルバックに行き着く

吉田さん「前述のデイデイトやデイトジャストなどは、普段着にも合いますし、シーンを選びません。年齢を重ねれば重ねるほど、ロレックスマニアというのは、結局最終的には、1940年代に製造された小ぶりの“バブルバック”(※)のロレックスに結局は戻ると言われています」
(※バブルバック:初期の自動巻きムーブメントで、手巻きムーブメントに自動巻きユニットを重ねた分厚いムーブメント。試行錯誤した末に、裏蓋部分に膨らみを持たせ、分厚いムーブメントをケースに収めることに成功した。この裏蓋の膨らみを泡にたとえ“バブルバック”と呼ばれる)

<写真:ROLEXバブルバック>

<写真:リューズに刻印がある>

<写真:裏蓋のふくらみに特徴がある>

<写真:裏蓋内部……ここに分厚いムーブメントが収まる>

<写真:バブルバックコンビ>

<写真:裏蓋>

丸「ほほう。こりゃ、かなりのビンテージ感がありますね~。ロレックスマニアで知られる俳優の木下ほうかさんも前に飲んだときしていたのは、渋い小さめのボーイズサイズロレックスしてました」

吉田さん「そんなときに“スポーツモデルって何だったの?”という違和感を感じてしまう瞬間があったら哀しいじゃないですか」

丸「そういう可能性もありますよね」

吉田さん「だから、スタンダードなロレックスだと飽きがこないと思うんです。このスマホやAIなどがあふれるIT時代に、若い子がデイトジャストなどの渋い時計をしていると、“あっ、あえてそれするのってセンスあるな”と思ってしまいます(笑)。自分たちの祖父が活躍していた時代の時計をするってすごく素敵だな、と。それが未だに現役で動いているという奇跡に美学があるんじゃないかと思うんです。ロレックスの楽しみ方は、そのあたりだと思うんですけどね」

丸「いいですね」

吉田さん「ちなみに、このデイトジャストのバックリーモデル(ローマ文字)とか昔のやつは、エンボス前の印刷プリントというものは、廃盤でレアです。こういったものに視点を移して、ロレックスを楽しめるということを多くのロレックスユーザーに知ってほしいですね」

<写真:エンボス加工されていない「印刷プリント」のバックリー文字盤ブラックはかなり希少>

今回のまとめ

大幅に釣りあがったデイトナの価格ですが、リアルに喜ぶのは、20年来の正規ユーザーだけだと吉田さんは言います。70万円~100万円の相場で購入できたユーザーの時計は、約3倍ほどの値段になってしまっているんですね。

<写真:稀少価値の高いピンクゴールドのブレス>

そこまでの価格の時計に手が届かないユーザーは、スタンダードロレックスを購入し、クロノグラフに関しては、コストパフォーマンスのいい別のブランドを楽しんでみてはいかがでしょうか?

では、さらにディープなビンテージ時計の世界を次回も綴っていきたいと思います。

※ビンテージROLEXへの投資はあくまで自己責任でよろしくお願いいたします。

(C)写真AC

(執筆者: 丸野裕行)

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