新たに「マスク警察」が出現 家電量販店では着用を忘れた少年に高値で売り付ける事件も

新型コロナウィルス拡散防止に尽力する国民から、また新たな民間ボランティア警察が誕生しました。自粛を促す「自粛警察」に続き、「マスク警察」がツイッタートレンドに入りました。
マスクをしていなかったコンビニ店員が通報された等の投稿がニュースで報じられて、Twitterは炎上しています。
【自粛警察だけじゃなく、マスク警察だって。マスクしてないからって110番通報って・・・。何というか、皆ストレス溜まってるんだね。しかし、色んな意味で怖いわぁ】
【今度はマスク警察かよ…。マスク警察に聞きたい。あんたはインフルエンザが大流行している時や他の感染症が流行った時にマスクしていたのか? 入念に消毒していたのか? と。今だけ、今回に限ってだったら、他人の行動を制限することは許されない行為だ】
「自粛警察」に続いて、「マスク警察」が出た理由については、
「日本人は同調が美徳とされる国民性、皆が自粛するから自粛しない人は悪だ。マスクを皆がしているからマスクをしないのは、許さないと同調を求めているのでしょう。先行き見えないコロナウィルスへの不安を解消するために他人にマスクを強要するのでしょう」
と心理学者A先生は分析しています。
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「マスク警察」は報道に便乗した圧力団体として業務妨害も招くので恐ろしいのです。 中学三年生の少年がマスクを着用を忘れて、ヨドバシカメラにカードゲームを買いに行ったところ、事件がおきました。3枚990円のマスクを買わないと入店させてもらえなかったのです。その旨が東スポで報じられると、
【マスクをさせないで買い物に行かせた親が悪い】とSNSでの投稿、ヤフーニュースのコメント欄の大炎上に続き、少年の父親が経営する定食酒場食堂には、「マスク警察」からの無言電話や脅迫電話が殺到して業務に支障をきたしたそうです。
「同調を強要することは、強要罪、威力業務妨害罪も含めた犯罪になりかねません。名誉毀損事件として、昨夜相談ありました。黒いマスクに黒いキャップを被った男性が、コンビニ端末を操作中に、店員に特殊詐欺グループの構成員と間違えられて、通報されました。その男性は名誉を毀損され、二度と近所のコンビニに行けないと激怒しています。少し前に白マスクを強要した学校が報じられたのと同様に、黒マスクを悪の象徴と先入観を持った被害妄想の方が引き起こす『黒マスク狩り』も『マスク警察』の一種かもしれません」(法律事務所関係者)
一方、警察庁は21日、新型コロナウイルスに便乗するなどした特殊詐欺の被害を防ぐため、「STOP! オレオレ詐欺」と記載されステッカー約40万枚とマスク30万枚を全国の警察に配布すると発表しました。マスクに「STOP! オレオレ詐欺」と貼るそうです。
これもニュータイプの「マスク警察」ツールになるのでしょうか。人間関係がギスギスしてしまうような事案が、これ以上増えないように一刻も早い収束を願いたいです。(文◎星野純連)
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