はねプリ -羽根が生えてるアプリが欲しい!- 第21回『ぐんまのやぼう』
『ぐんまのやぼう』ってどんなアプリ?
『ぐんまのやぼう』は、資源(ねぎ、こんにゃく、きゃべつ)を収穫してG(ゲーム内のポイント単位。GUNMA)を手に入れ、Gを消費して各都道府県を制圧し群馬県にしていくゲーム(公式サイトの紹介文より)。インターネット上で未開の地として扱われることもあり、知名度が全国47位の群馬県をモチーフに取り上げ、8月末時点で合計約70万のダウンロードの大人気ゲームになっている。評価時使用バージョンは3.0.3。無料。
アプリURL
http://itunes.apple.com/jp/app/id517048771?mt=8
ひとことコメント
「RucKyGAMESさんなりの、放置系ゲームへの解答だったのかなあと」
レビュア
はぎ:IT業界をひっそりただよう39歳。こないだ『タモリ倶楽部』に出演したことが密かな自慢。
ねり:将来はガンダムパイロットになりたい女子大生。そろそろ就活について考えないと、なお年頃。
はぎ:なんか、『ASCIIスマートフォンAppアワード2012[上半期編]』てのをやってたみたいだね(「週刊アスキーPLUS 」2012年8月22日
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/101/101407/)。
ねり:もう投票は終わってるみたいですね。結果発表は9月下旬らしいです。
はぎ:リストで見るといろんなアプリあって、なんつうか、さまざまだね、ほんと。このごった煮に順位付ける意味あるんかと(笑)。
ねり:あはは、ほんとそうですね、『休みの言い訳(会社用)』ってアプリをはじめて知ったんですけど、おもしろかったです(笑)。
はぎ:そういえば昔、夏休みの読書感想文の自動作成ツールを作ったことあるなあ。さておき、こういうコーナーやらせてもらってるから、アプリについてはある程度注意して見てるつもりだけど、けっこう知らないものもあるもんだね。
ねり:そうなんですよね、名前は知ってるけどやったことないアプリとかもあって、なんでやってなかったんだ! みたいな。
はぎ:なるほど(笑)。さっきごった煮って言ったことともつながるんだけど、僕が面白いなと思ったのは『ぐんまのやぼう』と『FINAL FANTASY III』が並列で並んでたことね。ネット時代はいろいろなものが並列になるという話はよく聞くけど、なんかこのふたつが並んでるのを見て、ある意味感動した。
ねり:たしかに!
はぎ:というわけで、無理矢理話を持ってきたところで『ぐんまのやぼう』について話をしたいわけですが。キミはこれ、どこで知った?
ねり:はじめは、友人からのtwitterのつぶやきですね。
はぎ:僕もそう。
ねり:「○○県は群馬県になりました」ですよね(笑)。
はぎ:そだね。そのメッセージがググっと来た。群馬だけに。
ねり:ググっときましたか。
はぎ:「心にググっと群馬県」というのが、群馬県の正式なキャッチコピーみたい。Twitterの群馬友達が言ってた。
ねり:ググっとぐんま観光キャンペーンもやってるみたいです。
はぎ:で、何だろうこれと思って調べてみたら、RucKyGAMESさんが出してるアプリだと。RucKyGAMESさんの名前は知っていて、それまでもTwitterでフォローしたりはしてたんだけど、それほど、すごく興味があるってほどではなかったのね。なんかいろいろアプリ出してんのなー、くらいで。
ねり:わたしは友人がRucKyGAMESさんが大好きで知ってたんですけど、自分自身は『のののののの~ゲシュタルト崩壊~』しかやったことがなかったです。
はぎ:ああ、あれもそうなのか。じゃあ他のもやったことあったのかも(笑)。RucKyGAMESさんの本(『大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由』)にあれほどブランド戦略について書かれてたのに気付いてないオレって……。
ねり:本当にたくさんアプリ開発されてますもんね!(笑)
はぎ:ま、とにかく、『ぐんまのやぼう』を見て、なんというか雷に打たれたように感動したというか。
ねり:ほ、ほう。
はぎ:「こ、こ、こ、これは!」と。
ねり:そ、そ、そ、そうなんですか!
はぎ:うん。「○○県はは群馬県になりました」というフレーズに心を打たれたのと、続いて調べた『ぐんまのやぼう』というタイトルに胸が震えたのと、あとこれは調べずに書いてるんで勝手な想像だけど、RucKyGAMESさんなりの、放置系ゲームへの解答だったのかなあと。
ねり:なるほど……。
はぎ:なんかその、良い意味でのドヤ感に感動したんです。
ねり:わたしは「グンマーwww」と、思わずアプリを落としてしまった感じでした(笑)。
はぎ:グンマー!
ねり:RucKyGAMESさんの本でも「考えさせてはいけない」って書いてありましたけど、「詰め込みすぎると逆にごちゃごちゃしちゃう」とか「説明しないとルールを理解できないゲームは、ユーザから見て敷居が高い」とか、「iPhoneアプリは最初の30秒が勝負」とか、このアプリにつながる話も多いですね。
はぎ:なるほどなあ。せっかく買った本だからもうちょっとちゃんと読んでみるかなあ。
ねり:(わたしには読むように言ったのにまさか自分はちゃんと読んでないとか)
はぎ:ゲームじゃないけど、うちで出してる『さるやまハゲの助アプリ』も登録ユーザー数的にちょっと伸び悩んでるところもあるし、いろいろ参考にしてみようっと。
はぎ:★★★★★(素晴しい以外の言葉が浮かばない)
ねり:★★★★★(見事にはまりました。グンマー!)
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