コミュニティFMを通じて、小学校の先生から児童への応援メッセージ!東久留米市内の全小学校の先生が出演。校歌も流れる1時間 -FMひがしくるめ-
コミュニティFMの放送が災害時に市民の頼りになるということは東日本大震災でも実証されているが、このコロナ禍においても、その役割が見直されている。
東京・東久留米市にあるコミュニティFM・FMひがしくるめ(株式会社クルメディア)では、2020年5月18日から5月29日までの間、市内小学校の先生と生徒をつなぐ番組、~元気にSTAY HOME in ひがしくるめ~『先生から児童へ応援メッセージ』を放送している。東久留米市内にある12の小学校の校長先生や先生が学校ごとにそれぞれ1時間を担当し、休校で会えない児童たちへの想いと自宅での学習・生活についての話を伝える内容。耳慣れたパーソナリティの進行で校長先生のお話を伺い、学年の先生がリモートで出演、それぞれの伝え方に趣向をこらす。学校の特徴の説明や校歌も流れるため、児童だけでなく、母校を懐かしむ親御さん世代や他校の先生、そして一般の方にも楽しめるような番組となっている。
FMひがしくるめの高橋靖代表によると、2019年春から、東久留米第二小学校のPTA会長の清水唯史さんの企画で「くるめラKids」という、地域の子供たちがつくる番組を放送し、市内の学校の先生や児童がラジオでつながる形を作ってきた。コロナの影響で全校が休校となった3月中旬には、他局に先駆けて、東久留米市立第二小学校の赤羽根校長をはじめ各学年の先生が電話で出演し、ラジオを通して児童に話しかける取り組みを行った。その後、休校が長引く中で更なる取り組みとして、市内全域の学校関係者やPTA関係者の理解と協力を取付けて、東久留米市内の全小学校12校の放送が実現した。ラジオ使っての先生から児童へのメッセージの取り組みはFM西東京でも進めており、近隣メディアへの影響も与えている。
パーソナリティは、「くるめラKids」で子供たちの人気を集めるメアリー・ジュンさん。米国出身、海外アーティストの通訳などの経験を活かし、ネイティブな発音でスマートな進行を進める。
初日の放送は、5月18日は東久留米市立南町小学校から始まり、最終日の5月29日は、東久留米市立第二小学校の先生が担当する。
放送予定は以下より
FMひがしくるめは周波数85.4MHz
放送は、市内だけでなく、インターネット放送で海外からでも聴くことができる。
スマホで聞くにはFMプラプラという無料アプリケーションから
Written :佐藤正子
Photo: FMひがしくるめ
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