アメリカにおける寄付と言う行為

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アメリカにおける寄付と言う行為

今回はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

アメリカにおける寄付と言う行為

寄付という言葉を聞いて皆さんどういうことを思い浮かべられるでしょうか。

この言葉、私にとって日本にいた時とこちらに住みだして暫く経ってからは全く意味の違うものになってしまいました。以前は寄付という行為で連想する言葉といえば、政治家へのイカガワシイ献金とか、私立の高校や大学での親から学校へのお金の遣り取り、駅前のインチキ団体によるいかがわしい寄付強要、24/27?時間テレビ(出演者に多額の出演料を払う碌でもないインチキ慈善ですが)でペットボトルに沢山入った小銭を持ってくる子供たち、あとは災害発生時に日本赤十字に善意のお金が寄せられるような漠然としたイメージでした。

しかし、こちらにやってきて寄付という行為に関して気づいたことは、何よりも寄付というものが実にどこででも行われ、困窮者の救済から学校の基金立ち上げ、大規模プロジェクトの第一歩、そして全く年間ベースで様々なインスティチュートが、この寄付金をあてにして正常運営を行なっているという事でした。

それを許すのは連邦そして州レベルでの寄付金の税控除システムが整然と解りやすい形で税金申告システムの中に組み込まれていることです。

無論、超資産家による信じられない桁のファンドへの資産移譲や寄付も日常的に発生しますが、これも当然控除の対象としてきちんと処理されるし、その資金を使った公的機関、例えば連邦レベルのビルやプロジェクト、私立の大学、公立の大学、高校等でも巨額の寄付をした人、一族の名前がついた部屋やビルがあちこちにあります。

また、それを当然として受け入れるこの国の人達のコンセンサスもこういった寄付を成り立たせる大切な要素です。金持ちは金を稼ぎ、それを社会に還元する事も一つの美徳のようになっているんですね。

勿論、信じられない金持ちだろうと、雀の涙ほどの寄付しかしないドケチ大勢もいますが、当然のように何の尊敬も受けないどころか支払った税金を調べあげられた挙句、週刊誌、ネットのゴシップネタに使われたりします(例えばWalmart一族の若手達)。

ですから、意味なく税金を持っていかれるくらいなら、きちんと使い道、行き先を指定できる寄付にドッカリ回して名を刻む!ということが起きるわけです。

とにかく信じられないのが一部の「超がつくような」金持ちによる目も眩むばかりの巨額寄付が時々出てくること。遺産相続時の1億、2億円とか言うのならまだしも、200億とか400億とかもう我々のような貧乏人の想像を大きく超えた「超弩級」の寄付を存命中にボコボコするような輩が出てくるんですね。

ここでアメリカがシステマティックだなと感じるのは、それを基にファンドが作られ、長きに亘ってファンドが利益を出し続け、人々、組織そして研究を支え続ける。日本もこんな制度が出来ればいいのにといつも思うんですが?

しかし、日本ではそういう人をトンと見かけません。やっぱ税制上そういうことの価値が低くなるようになってるんでしょうか。それとも、物凄く手続きが面倒とか。日本の税理士さんに機会があったら伺ってみたいものです。(まあ、基本的に日本の金持ちは、こっちの金持ちに比べたら桁が1つ2つ確実に小さいので、それも無理ないですね。こっちで医師免許を持ってバリバリ働いてるような人は日本のドクターの数倍稼いでもこの国では慈善家、篤志家の仲間には勘定されてませんし、、、。)

今日、たまたま寄付の話をしたのはよるブラウジング中にWikipediaに$10寄付したついででした。(チッセー!orz)昼間は、ベトナム戦争傷痍軍人会に対して定期的に行なっている物品寄付のほうはいつもの様に大量に行いました。(貧乏な我が家も、こういったスリフト系に回す寄付は定期的に出せます。)

執筆: この記事はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

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