グリーンの絨毯+雑草抑制!オシャレなグラウンドカバー3選
土がむき出しの庭は、あっという間に雑草だらけになって荒れた印象に。地面をみずみずしいグラウンドカバーで覆えば、雑草を抑制する効果があるだけでなく、庭のおしゃれ度もアップしますよ!
ガーデンをランクアップさせるオシャレなグラウンドカバー3選
「そもそもグランドカバーってどんな植物なの?」「植えると、どんなメリットが?」などの基本知識に加えて、育てやすい3品種をピックアップ。庭の土面を覆うだけでなく、樹木の下草にするのもおすすめです。
グラウンドカバーってどんな植物?
© PIXTA「グラウンドカバー」とは、グラウンド「地面」をカバー「覆う」植物のこと。ツルを伸ばしたり、地下茎をはわせながら地面を覆いつくし広がる品種で、「カバープランツ」「地被植物」「被覆植物」といわれることもあります。
芝生やのリュウノヒゲようにグリーンのマット状に育つ姿を愛でるグラウンドカバーほか、スイートアリッサムやアジュガ、ヒメツルソバなど花の美しいもの、タイムやローズマリーなどのハーブまで多種多様です。
グラウンドカバーを植えるメリット&デメリット
© shutterstockグラウンドカバーを植えれば、土が植物で覆われるため、乾燥するシーズンに起こりがちな土ぼこりが軽減し、土が雨によって流出するのも防ぎます。種が芽吹くのを阻害するので、雑草対策としても。さらに、昨今のヒートアイランド現象の緩和にも役立ちます。
常緑の品種なら、花の少ないシーズンでも庭が寂しくならずにすむのも大きな利点。丈夫な性質の植物が多いので、あまり手がかからず、ガーデニングビギナーにもおすすめです。
ただし、グラウンドカバーは生育旺盛なため、予定外のコーナーまで広がり過ぎる場合もあります。適宜、間引きする、地下茎を引きはがしてカットするなど調整を。
また雑草抑制効果は、100%ではありません。地面を露出しているときほどの発芽率ではないものの、雑草が生えていないかのチェックは必須。雑草が発芽してしまったら、草むしりが必要です。
オシャレなグラウンドカバー1「ヒメイワダレソウ」
© PIXTAヒメイワダレソウ(クマツヅラ科)は、「リッピア」とも呼ばれる多年草。野の花のような風情をもっており、ナチュラルガーデンのグラウンドカバーにぴったりです。
ヒメイワダレソウは草丈5~10cmのミニサイズながら、少々踏んでも枯れることなく、暑さ・寒さにも強い強健種。日当たりと水はけがよく、根を伸ばしやすいやわらかい土壌に植えれば、どんどん広がります。4月~11月には愛らしい花が咲き、花壇の縁取り、寄せ植え材としても人気です。
広がり過ぎたり、梅雨~夏の蒸れで株が弱ったら株を剥がすか刈り込みを。取り除いた株や芽は、また土に植えれば簡単に根付きます。
オシャレなグラウンドカバー2「セダム」
© PIXTAセダムは、400種以上を数えるベンケイソウ科セダム属をさす名称です。中でも小型でマット状に広がる「モリムラマンネングサ」「アルブム」「レフレクサム」などはグラウンドカバーに向いた品種です。艶やかな葉が美しく、庭を明るく演出。昨今はグラウンドカバーだけにとどまらず、都市部では屋上緑化などでも用いられす。
乾燥に強い多肉植物ですが、生育期には土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。ときおりヨトウムシや、ナメクジ、カタツムリなどの食害が見られます。専用薬剤を使用するか、見つけ次第、捕殺して。
オシャレなグラウンドカバー3「ラミウム」
© PIXTAラミウム(シソ科)は、半日陰を好む草丈15~25cmのグラウンドカバーです。隣家の影になるコーナーや、常緑樹の下などでよく育ち、比較的湿潤な土を好無のが特徴。銀白色が目を引く涼やかな姿は、しっとりとしたシェードガーデンのグラウンドカバーに映えます。
耐寒性に富み、戸外でも冬越しが可能とされますが、夏の高温多湿は苦手。蒸れると枯れ込むため、夏場は切り詰めて風通しを良くするのが栽培のポイントです。
またラミウムは、多肥にすると株が腐ったり、病気にかかったりとトラブルを起こしがち。植え付けの際に元肥を施しておけば、追肥は特別必要ありません。
グラウンドカバーは、庭に緑を増やすことから癒し効果も抜群。庭に地植えするのはもちろん、寄せ植えのベースにしたり、斜面を緑化するなど、さまざまに活用できますよ。
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