狭小スペースでも1年じゅうグリーンを楽しめる!エクステリア向けの常緑樹3選
樹木を育てるのに、広い土地が必須条件ではありません。
玄関や駐車場脇などの小さなスペースであっても、一年じゅうグリーンが楽しめますよ。
エクステリアで育てたいビギナー向けの常緑樹
常緑樹なら、落葉樹のように常に落ち葉掃除を気にしなくてもOK。
剪定などの管理が容易な樹種を選べば、園芸初心者の方でも充分育てられます!
手入れがラクな「ソヨゴ」
© PIXTAソヨゴ(モチノキ科)は、日陰でもしっかり育つ強健種。
その名の由来となったように、葉が風にそよいでこすれ、乾いた音色をかなでるのも魅力の一つです。
成長が緩やかなため、気が付いたときに伸びすぎた枝や、樹形を乱す枝を剪定すればOK。
本来は10mに達する高木ですが、手のかからない常緑樹として人気を集めています。
地植えしてから1年経過するまでは、土が乾いたらしっかり水やりして根をはらせますが、2年目以降になれば特別な水やりは不要に。
またソヨゴは雌雄異株で、5~6月頃には白い花が咲き、雌株には10~11月には赤い実が熟します。
実を観賞したいなら雌株を選び、近くに雄株を植えておくと安心です。
刈込や塩害にも強い「イヌツゲ」
© PIXTAイヌツゲ(モチノキ科)は、刈り込みに強く、生垣やトピアリーによく利用されています。
5~6月に小さな白い花が咲き、秋には小さな黒い実がたくさんついて、四季折々の表情も豊かです。
さらに、イヌツゲの仲間は塩害にも強いとされますから、海岸近くの住宅でも◎。
日当たりの良い場所に植え、乾燥に気を付けて水やりすれば、ビギナーでもラクに育てられます。
そんなイヌツゲの中でも、園芸種の「スカイペンシル」は、狭いエクステリアにも最適。
横に枝を張らないスリムな樹形ですから、建物際や玄関の脇などに植えてもジャマになりません。
非常に強健で、耐暑性・耐寒性は言うまでもなく、ある程度の耐陰性もあります。
白い花と青い実も楽しめる「ギンバイカ」
© PIXTA
ギンバイカ(フトモモ科)は、「銀梅花」の名のとおり、梅の花に似た真っ白な花を咲かせる魅力的な花木。
5~6月に咲く花には香りがあり、秋に熟す黒い実は食用にもできます。
ハーブの一種にも数えられ、その場合は別名の「マートル」で呼ばれることが多いようです。
地中海など温暖な地方が原産のため、夏の暑さには耐えるものの寒さが苦手。
寒冷地で地植えする場合には、冬の防寒対策が必須です。
エクステリアに用いるときは、ギンバイカが苦手な風除けにもなる建物際がおすすめ。
日陰は好まない性質なので、日当たりも考慮して場所を選びましょう。
ギンバイカの樹高は1~3mと小ぶりですから、花が終わった頃に乱れた枝を整える程度の剪定を行えば充分。
また、刈り込みに強いので、花や実、香りを楽しめる生垣にもGOOD。
お好みの形に刈り込んで、トピアリーに仕立てることもできます。
見た目もよく、ビギナーでもしっかり管理できる常緑樹の数々。
一年を通じて、エクステリアを艶やかなグリーンで彩ってくれますよ!
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