就活にも役立つ「自分の強み」の作り方

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 就職活動や転職活動などの面接で「あなたの強みや長所を教えてください」と聞かれることは多いはず。
 そんな時、自信がない人ほど「どう答えていいかわからない」「自分には強みなんてない」と悩んでしまうものです。
 女子大生で人気ブロガーになり、スポンサーをつけての世界一周無料旅行などで話題をつくり、広告会社に就職し、現在は美容クーポンサイト「キレナビ」編集長としても活躍中の伊藤春香(はあちゅう)さん。とっても前向きで華やかに見える彼女も、元々はネガティブ思考でコンプレックスの固まり、つまり「自分の強みがわからない」人だったそう。
 『自分の強みをつくる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン/刊)には、そんな彼女が自分の殻を破り、自信を持って積極的に生きることができるようになった過程が描かれていますが、彼女のとった方法がとてもユニークだったので紹介します。

■「本当の自分」がわからないなら、作ってしまえばいい
 自分の強みとは何かを考える過程で、必ずといっていいほど「そもそも自分はどんな人間なんだろう」「本当にやりたいことは何なんだろう」という疑問に突き当たります。そこでさらに悩んでしまうのが「自己分析」の常。
 しかし、自己評価と他者からの評価は必ずしも一致しませんし、第三者から見たあなた像が「本当の自分」というわけでもありません。「自分はどんな人間なのか」「本当の自分とは」といった問いに、解答などないのです。
 それに気づいたはあちゅうさんは、いつまでも「本当の自分」などといった不確実なものを探し続けるなら、いっそ作ってしまえばいい、と考えました。
 つまり、「本当の自分」ではなく「なりたい自分」を設定し、それを演じることにしたのです。

■「なりたい自分」ができれば「強み」もできる
 はあちゅうさんは、「なりたい自分」を演じるうえで
・なりたいイメージを具体的に持つこと
・そのキャラクターだったらどうするか常に考えること
・自分も他人も騙せるくらい徹底的に演じること
が大事だとしています。
 演じるからには完全に「なりたい自分」になりきる必要があります。
 そのためには、演じるキャラクターはどんな人間かということを徹底的に考えるはず。そして、その人格を掴むことができれば、「強み」はおのずと見えてくる、というわけです。

 はあちゅうさんが「なりたい自分」を演じるようになったのは、ブログをはじめたことで、“自分が見ている自分”と“他人に見えている自分”にズレがあると気づいたことでした。ブログ上では、ある種「キャラ」のような存在なんだとひらめいたそうです。
 “「本当の自分」などどこにもいない”と割り切って、自分の理想像を演じることにしたはあちゅうさんの発想は、「自己分析」においては逆転の発想であり、非常に斬新だといえます。
 本書には、今も「なりたい自分」を演じ続けている彼女ならではの考え方や、行動原理がつづられており、その内容は、特に就職活動中の学生の方にとっては目からウロコかもしれません。
 本書は、ディスカヴァー・トィエンティワンの若者に向けた新シリーズ「U25/サバイバル・マニュアル」(http://univ25.jp/)の創刊号の一冊として刊行。同時発売に『もっと自由に働きたい』家入一真著があります。
(新刊JP編集部)



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