Samsung Galaxy S20+ SM-G985F/DS 開封の儀
Samsung の 2020 年フラッグシップスマートフォン「Galaxy S20+ SM-G985F/DS」を入手したので開封の儀を執り行います。
記事中にはファーストインプレッションも掲載しているので Galaxy S20+ の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
皆さんもご存知の通り、今年の Galaxy S シリーズは 3 モデル展開となっています。
標準モデルは 6.2 インチ画面の Galaxy S20 で、画面サイズを 6.7 インチに拡大した大型版の Galaxy S20+、さらに大きなディスプレイと上位のスペックを持つ Galaxy S20 Ultra があります。
この記事で紹介しているのは Galaxy S20+ のみです。
また、各モデルには 5G 対応バージョンと LTE バージョンの 2 種類が用意されており、本記事で扱っている SM-G985F/DS は後者の LTE バージョンで、Samsung の Exynos 990 チップを搭載しており、デュアル SIM の運用が可能です。
開封の様子を動画に録りました。
箱の中身については次の動画をご覧ください。
これらの中でも付属の保護カバーは薄型で本体にぴったりとフィットしており、装着しても裸の状態の感覚はさほど損なわれません。
完成度が高いので新たに保護カバーを調達する必要はないかと思います。
ボディ構造は従来通り、アルミフレームのシャシーをエッジの丸いガラスパネルで包んだ曲線美の映えるデザインです。
Galaxy S20 シリーズの購入で悩むのが画面サイズ的にどれを選ぶべきかだと思います。
Galaxy S20+ の場合ですと、画面サイズは 6.7 インチとかなり大きいものの 20:9 のアスペクト比なので細身の端末だと言えます。
実際、横幅は 6.4 インチ画面の Pixel 4 XL よりも細く、この画面サイズでも片手で楽に操作できます。
比較的手の小さな私でもこのように感じますので、「Galaxy S20+ は大き過ぎるのでは?」という疑問は持たなくていいと思います。
ディスプレイ周りは「さすが Samsung だな」と平伏すくらい素晴らしい完成度でした。
発色が良くてアプリを始め、写真や映像を見ていても色を忠実に再現しており、パネル表面のコーティングもしっとり滑らかな質感の仕上がりでしたので指で操作していて心地良さを感じています。
また、Galaxy S20 シリーズは 120Hz のリフレッシュレートに対応しており、設定を通常 60Hz から 120Hz に切り替えると、例えば画面スクロール時は嫌な残像感がなくなり、まさに「ヌルヌル」な画面の動きとなります。
しかし残念ながら 120Hz を有効にできるのは解像度の設定で FHD+ または HD+ を選択した時だけです。
フル解像度となる WQHD+ 設定では有効にできません。
私が Galaxy S20 シリーズに対して期待を寄せていたのはカメラです。
トリプルカメラのうち、メインカメラは 6,400 万画素という非常に大きな写真を撮影できて 3 倍の望遠撮影も可能。
様々なシーンでいい写真・動画を撮ることが出来るだろうと期待していました。
。
実際に色々な場所で撮影をしてきました。
次の写真は 6,400 万画素のフルサイズで撮影した神社の風景です。
(画像のサイズは落としてますが)解像感があってとてもスマホカメラの写真とは思えないほど優れた画質だと思っています。
上の写真を等倍まで拡大したのが次の写真です。
全体的にややざらついていてコントラスト差の大きい部分にエンボス感が見られますが、ここまで拡大しても普通の写真のように鮮明ですよね。
SNS にアップする程度なら全然問題ないですよね。
クロップ耐性はまあまあ高いと思いました。
個人的に一番気になっていたのが 8K 機能です。
私は趣味で映像編集をしているのですが、Galaxy S20+ があれば元の映像素材は 8K で収録し、実際には 4K やフル HD のプロジェクトで 8K のほんの一部をクロップして利用できればいいと考えていました。
次の動画は 8K フル解像度の動画です。
フル解像度で視聴するには 8K モニタが必要になりますが、4K モニタでもスマホ動画とは思えない画質です。
家庭用のビデオカメラの画質は超えていると思います。
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それを HD(1,280 x 720)の大きさでクロップしたのが次の写真となります。
桜一つひとつはそこそこ鮮明に映っています。
HD サイズでこのレベルのクロップ耐性なので、4K やフル HD で再利用するのは全然アリだと思います。
しかし残念ながら 8K サイズで収録可能なフレームレートは 24fps のみです。
30fps はサポートしていません。
そのため、用途がフィルムルックの作品を制作する場合などに限定されてしまいます。
スマホの性能は申し分ないレベルでした。
SM-G985F/DS は Exynos 990 + 8GB RAM + 128GB ROM というシステム構成で、ベンチマークアプリのスコアは昨年後半に発売されたハイエンドモデルより少し高い程度でしたが、アプリの使用においてストレスを感じることは殆どなく、120Hz のリフレッシュレートも手伝って、例えばスマホのサクサク感は Pixel 4 XL を上回っていると思いました。
Galaxy S20+ の真価を見極めるには 5G 環境下でスマホを使用する必要があるものの、本記事で扱う SM-G985F/DS は 4G LTE バージョンで 5G には対応していません。
そのため、通信機能についてはテストしてないに等しい形となりましたがご容赦ください。
ちなみに、Galaxy S20+ は 5G だけでなく IEEE802.11ax、つまり Wi-Fi6 をサポートしており、下り最大 1.2Gbps の高速な Wi-Fi 通信も可能となっています。
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