【言われてみれば気になる】お店が閉店間際に流すアノ曲、 実は「蛍の光」ではなく・・

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閉店
多くの商業施設や居酒屋、特に大きなお店で閉店間際に流れている誰しも一度は聴いたことがあると思われる曲「蛍の光」。閉店時間が迫ってくると店内に響き渡る曲として浸透しており、筆者もドラッグストアでアルバイトしていた当時、勤務中にあの曲が流れ出すと「今日もお仕事終わり!締め作業して帰れる!」と開放感に浸っておりテンションの上がるBGMとして認識しておりました。
だが、ほとんどの方がアノ曲を「蛍の光」だと思いこんでいるかもしれませんが、実はお店で流れていたのは別の曲だったのです。
正しくは「別れのワルツ」という曲でイギリス北部のスコットランドに伝わる民謡「オールド・ラング・サイン」を原曲としたもの。盟友との別れを惜しみ、次にまた再会できることを願って歌われている曲。


三拍子のこの曲はもともとアメリカの映画「哀愁」の挿入歌として使われていた。映画のヒットを受けて日本コロムビアがレコード化を企画した際に音源がなかったため、日本国内の作曲家に採譜と編曲を依頼して作られ、「別れのワルツ」というタイトルはその時名付けられたものだという。
一方「蛍の光」は卒業式や紅白歌合戦で歌われていることから、やはり別れや終わりを象徴するというイメージが強く、更にこの2曲はともに同じ原曲からアレンジされて生まれた曲であるという。なので混合や勘違いをしてしまうのも無理はないと思いますが、、
ちなみにお店側が「別れのワルツ」を流すメリットとしてスムーズに退店を促すことができるというのは勿論だが、もう一つの側面としてお客さんに不快な思いをさせるたり急かすことなく自然と閉店の雰囲気を演出できる効果があるのだという。

【参考】「秒速SUNDAY」:2019年12月10日
https://yukawanet.com/archives/izakaya20191210.html

「音楽(おとらく)」:2018年4月11日
https://otoraku.jp/column/ms12/

(witten by 虫歯太郎)

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