高齢者だけではない、膝に水が溜まる原因と正しい認識とは?!

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高齢者だけではない、膝に水が溜まる原因と正しい認識とは?!

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 よく中高年の人たちが「膝に水が溜まっちゃって」なんて話しているのを聞いたことがありませんか?これは漿液性関節炎と言い、昔からある膝の疾患です。
しかしこの膝に水が溜まるという疾患。実は年配の人にだけ起こるものではないのです。整骨院には10代〜20代の若い患者さんも膝に水が溜まり受診する人が少なくありません。
そこで、ここでは膝に水が溜まるとは何なのかを説明し、対処法を伝えていきます。

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膝に水が溜まるってどういうこと?

膝に水が溜まるというのがどういうことなのかわかる人は意外と少ないようです。厳密にいうと全ての人が膝に水が溜まっています。これは関節液と言い関節面で骨同士の滑り運動を円滑にする潤滑剤と知っての働きがあるほか、関節軟骨に栄養を送る働きもあります。つまりなくてはならないものなのです。
正常な状態では関節液がある程度溜まっている状態なのですが、関節内部で異常事態が起こると脳からの指令で関節液を大量に出すようになります。関節液はリンパによって常に循環していますが、吸収される量に対して放出される量が多くなると、関節液が溜まり腫れてきます。これが「漿液性関節炎」つまり膝に水が溜まった状態なのです。
関節液は膝に限らず、全ての滑膜関節に存在します。つまり肘でも足首でも肩でも、どこの関節でも異常事態が起きれば関節に水が溜まる事は起こり得るのです。でも膝以外で水が溜まるというのはあまり聞かないよね。その理由は、膝の構造にあります。関節液は滑液包という袋で生成されます。滑液包は関節周りにあるのですが、膝は滑液包の数が他の関節と比べて多いのです。滑液包が多いという事はそれだけ作られる関節液の量も多いので、異常が起きた時には水が溜まりやすいのです。
原因は炎症
では水が溜まる原因となる「異常事態」とはどのようなものでしょう。実はこれ、一つしかありません。それは「炎症」です。
関節内で炎症が起こると、脳は「きっと関節液が足らないせいだ」と勘違いします。膝に水が溜まる始まりはこの炎症なのです。
膝の関節内で炎症が起こる原因はいくつかあります。次で一つずつ説明しましょう。

水が溜まるきっかけは?

膝に水を溜めたくないのであれば。水が溜まる原因を理解する必要がります。ここからは原因を説明していきます。
スポーツによる怪我
まず多いのがスポーツによる膝の怪我です。「半月板損傷」・「十字靭帯損傷」など捻挫や、「骨折」などの外傷がきっかけとなり関節内で炎症が起こり、水が溜まるケース。そして過度のランニングやダッシュ&ストップやジャンプによる膝のオーバーユースによる炎症がきっかけになるケースが多いです。
オーバーワーク
日常生活や仕事で膝に負担をかけ続けている人も膝に水が溜まることがあります。具体的には階段の昇り降りを繰り返す人、しゃがんで立ってを繰り返す人、しゃがんだ姿勢や中腰姿勢を長時間続ける人などです。
職業別に見ると保育士や介護士などの「福祉関係」、無理な姿勢が続く自動車整備士など、体を酷使する「運送業」が上げられます。
膝が痛い状態とは、すでに関節内部で炎症が起きている状態です。その状態で膝を酷使し続けると炎症は長期化しやすくなり、関節液が充満していきます。

間違った認識

膝に水が溜まるというのは、わりかし知られた疾患ですよね。そのため様々な情報が流れていますが、中には間違った認識もあります。厄介なのはその間違った認識がすっかり定着し常識となっていることです。ここからは漿液性関節炎にまつわる間違った認識について説明します。
体重が重いと膝に水が溜まる?
太っている人ほど体重を支えるため膝を酷使しているから水が溜まる。これは半分正解で半分間違いです。
確かに体重が重ければ膝にかかる負担は増えます。しかし人間の体は生活に順応するよう出来ているということを忘れてはいけません。体重が重ければその体重を支えるのに必要な筋肉も着くのです。筋肉があるということはそれだけ関節を支える力があるということなので、体重が重いからと言って膝に水が溜まるというわけではありません。
仕事をしていない人で外にも出ず、毎日家の中でゴロゴロしていれば筋肉が衰えるので、膝を支える筋肉量が落ちた状態で運動を始めたりたくさん歩いたりすれば膝に水が溜まりやすくはなるでしょう。しかしこれは体重が軽い人でも同じことが言えます。
実際に水が溜まり、整骨院や整形外科を受信している人を見ていると、太り過ぎというひとはそれほど多くありません。むしろ運動のし過ぎで膝に水が溜まる人の方が多い気がします。
膝に水が溜まることと体重は、まったく無関係ではありませんが、直接的な原因とは言えないのが事実です。「体重を減らせば水が溜まるのも治る」と思っている人もいますが、それだけでは難しいということですね。
年寄だけ?若い人は平気?
膝に水が溜まるのは中高年の疾患と思って「年のせい」と言い諦めている人もいますね。しかしこれは完全に間違いです。前述したように膝へ水が溜まる原因は炎症です。そして炎症の原因はほとんどがオーバーユース、つまり使いすぎなのです。年齢に関わらず、膝を酷使すれば若い人でも膝に水が溜まるのは珍しくありません。
特に30代〜40代は、若い頃の感覚をそのままに運動をしてしまう人も多いので、20代のころより衰えた体がついていけず、関節で炎症を起こす人がいます。
注射で抜くと癖になる?
「水が溜まったから整形外科に行って注射で抜いてもらった」という人も多いですね。しかし注射は癖になるからまた水が溜まるなんて話もよく聞きます。はい、これも間違いです。
注射は癖になりません。抜いてもまた水が溜まるのは、水が溜まる原因となる炎症を治していないからです。注射で水を抜き、その間に炎症を抑える治療をすれば繰り返すことはありません。お風呂場のお湯を桶で出しても、蛇口が空いたままではいつまで経ってもお湯が減らないですよね?漿液性関節炎の治療でもっとも大切なのはこの蛇口を閉めるという作業なのです。

正しい対処法

もし膝に水が溜まったらどうすれば良いのでしょうか?答えは簡単です。膝に負担をかけなければ良いのです。
原因が炎症なのだから、この炎症が引けば自然と貯まっている関節液も元の量に戻ります。そして炎症の原因がオーバーユースなら膝を使うのをやめればよいのです。
運動のし過ぎで水が溜まった人なら運動を休むのが最も効果的でしょう。しかし問題は仕事が原因で膝に水が溜まった人です。仕事はなかなか休めない人が多いので、そういう人はつい無理をしてしまいがちです。そういう人は膝用のサポーターを使いましょう。理想はスポーツ用のサポーターです。なぜならスポーツ用のサポーターは動きやすくある程度の固定力もあるので、仕事でしゃがんだり階段の昇り降りを繰り返す人でも仕事のじゃま似ならないからです。
次に膝を冷やすのも効果的です。関節内に溜まった熱を吸収してあげると炎症が早く引いてくれます。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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