若年性ED 4つのパターン

 生涯“男として”現役でいたいもの。
 今20代・30代の人は、漠然とそんな希望を持っていたとしても、“ED(勃起不全)なんて中年の病気”ということで、特に心配していないのではないかと思われます。
 しかし、誤解されがちですが、EDは若年層でもなりうるもので、『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ』(二松まゆみ/著、扶桑社/刊)によると、若い男性は肉体的に問題がなくても、メンタル面が原因となりEDになることが多いそうです。
 そこで今回は、本書の中から若年層がなりやすいEDのパターンを4つほど紹介します。

■セカンドセックスED
 「挿入前に萎えてしまった」「すぐにイってしまった」などといったことは男性なら誰にでも起こりうることですが、そういった“一度の失敗”が原因でEDに陥ってしまうケースが近年増えています。
 特にセックス自体が初めてであったり、その女性とするのが初めての時にそのような事態になってしまい、“同じ失敗をもう一度してしまったらどうしよう”という心理から、二度目も同じ状態になってしまうことが多いようです。
 このパターンにはまってしまうのは、どちらかというと女性経験が少なく、繊細な人が多いと著者の二松さんはいいます。

■「成田離婚」の原因?「新婚ED」
 これもあまり女性経験の多くない男性に見られるケースですが、「新婚ED」というのもあります。
 「新婚ED」は、新婚旅行で海外に出た際、慣れない海外で心身ともに疲れ切っているところに新婚初夜の緊張が重なって勃たなくなってしまうことを指します。特に新婦が男性経験豊富な場合だと、新郎側が焦って2度3度と失敗してしまうこともあり、「成田離婚」の原因として密かに多いパターンとも言われています。
 これは、新婚初夜がそのままその相手との初めてのセックスになるという点で、世間体を気にして慌てて結婚した場合や、見合いによる結婚で多いケースかもしれませんね。

■浮気相手とはOKな「妻だけED」
 自分の恋人や妻に対する時だけ勃起に問題が起きる「妻だけED」もあります。
 これは、妻や恋人の見た目にセクシャリティを感じなくなってしまったり、長く一緒にいすぎて性の対象として見られなくなってしまったりすることから起こります。
 また、妻・恋人の言動(会うと愚痴を聞かされる・給料が少ないなどと言われる)から性欲が減退してしまったり、子どもが欲しいというプレッシャーをかけられすぎてセックスに支障をきたしてしまう場合もあります。

■生身の女性とできない「バーチャルED」
 AVやアニメなどのバーチャルな世界に浸ってのマスターベーションに慣れてしまい、いざ生身の女性を相手にした時にイケなくなってしまう。これが「バーチャルED」です。
 マスターベーションと違い、セックスは相手のことも考えなければなりません。それにより、自分のセックスへの不安がわき上がり、結果的に萎えてしまうのがこのパターンの特徴です。
 アニメやAVで性欲を満たすのは悪いことではありません。しかし、「彼女が欲しい」「結婚したい」という欲求があるのなら、生身の女性の言動を受け入れる必要があります。

 本書には若年性EDになりやすい生活習慣・生活パターンや予防法、判定方法などが取り上げられています。
 自分が思うよりも繊細なのが自分の体です。今回紹介した内容に心当たりがあるという方は、一度EDについて調べてみるといいかもしれません。
(新刊JP編集部)



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