戦国時代を少女が駆け回る『十鬼の絆』プレイレビュー
皆さんこんにちは。今回プレイさせていただいたのは7月19日発売のPlayStationPortable専用ソフト『十鬼の絆』です。オトメイトが贈る時代物の乙女ゲーです。
乙女ゲーとは主人公である女の子をプレイヤーが操作し、複数の男性から気になる人を選び、恋愛ストーリーを繰り広げるゲームのことです。近年はアニメになったりしている作品も多いので、乙女ゲーに注目している方も多いのではないでしょうか?乙女ゲーと聞くだけで胸が高鳴りますね!
ストーリー
主人公は鬼の一族 涼森家の頭領である涼森雪奈。そして十家の鬼の頭領が属している“十鬼衆”の一員でもあり、その代表を務める八瀬姫の護衛をしています。
ある日、八瀬姫は十鬼衆を集めて告げます。
「もし人間と関係を持っている者がいるなら、即刻、関わりを絶ちなさい」――
鬼と人とは相容れぬ関係。八瀬姫は未来を見ることが出来、何かを見てしまったのではないかと雪奈は思います。そして八瀬姫が何者かに襲われ、その犯人を捜すことになります。そして明らかになっていく、十鬼衆と人間たちの繋がり。雪奈は八瀬姫を助けることが出来るのでしょうか。八瀬姫の最後の言葉を胸に、雪奈は戦国の世を駆け抜けるのでした。
登場人物
・涼森雪奈
彼女が主人公です。苗字は固定なので名前のみ変更して、“那岐”という名前でプレイしてみました。涼森家の頭領でもあり、八瀬姫の護衛役である彼女。どこか抜けていて、自分は女である前に頭領だと言い切る女の子です。
・千歳
西海九国の鬼頭。十鬼衆の一員。人懐っこい性格でみんなに好かれています。いわゆる曲がったことが嫌いな熱血な鬼。
声を担当しているのは『BLEACH』の阿散井恋次役や『金色のコルダ』の土浦梁太郎役などを演じていらっしゃる伊藤健太郎さんです。
・千耶
陸奥六郡の鬼頭。十鬼衆の一員。感情をあまり表に出さない冷静な人です。先祖代々伝わる二刀流を使う達人です。
声を担当しているのは『化物語』の阿良々木暦役や『デュラララ!!!』の折原臨也役などを演じていらっしゃる神谷浩史さんです。
・千岳
漂泊の者として十鬼衆の一員を務める鬼です。面倒見がよく、雪奈や他の若い頭領のよき兄貴分です。
声を担当しているのは「強いられているんだ!」で有名な『機動戦士ガンダムAGE』のイワーク・ブライヤ役や『PEACE MAKER鐵』の原田左之助役などを演じていらっしゃる乃村健次さんです。
・秦
西国の現神として十鬼衆の一員を務める鬼です。いつも笑顔だけど口から出る言葉は辛辣なものが多いです。
声を担当しているのは『ゼロの使い魔』シリーズの平賀才人役や『バクマン。』の高木秋人役などを演じていらっしゃる日野聡さんです。
勿論この他にも魅力的なキャラクター達が沢山います。十鬼衆の中で雪奈の師匠をしてくれているおじいさん達がかわいくて好きですw
戦国時代の物語ということで、この時代が好きな方も多いのではないでしょうか?メインとなる人物は架空の人物が多いですが、だからこそ感情移入がとてもしやすいのだと思いました。最初は雪奈の性格に少しもどかしさを感じていても、後半になると本当に自分が雪奈になったような感覚になります。雪奈と共にプレイヤーもその世界にのめり込み、悩み、恋をし、相手のことを考える――ゲームではありますが不思議な感覚だなとプレイしつつ思いました。雪奈を始め、どのキャラクターも魅力的ですから、そうなるのも納得します。
このゲームにはイベントの途中に出てくるスチルがあります。しばらく見惚れてしまうこともしばしばです。
スチルは攻略対象キャラクターのものだけでないので“コンプリートしたいな!”と思う方もきっと出てくるはず!少し気恥ずかしくなるようなものもいいですが、大勢でわちゃわちゃしてるのも思わずにやけてしまいますね!
このゲームを彩るのは綺麗なスチルだけではありません。テキストも凄く濃厚でゲームと言うよりも小説を読んでいる感覚にとても近いです。勿論乙女ゲーなので女性向けではありますが、乙女ゲーだと侮るなかれ!プレイをしていてほろっと涙を流してしまったシーンが何か所もあります。“乙女ゲープレイしたことないんだよな”って人にもぜひプレイしてほしいゲームです!
タイトル:十鬼の絆
機種:PSP
メーカー:IDEA FACTORY
価格:通常版6190円(税込) 限定版8190円(税込)
発売日:2012年7月19日
ジャンル:女性向け恋愛アドベンチャー
プレイ人数:1人
公式サイト:http://www.otomate.jp/toki/
(ゲームレビュアー:梛http://game.getnews.jp/a/1007)
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