話題のLCC ジェットスターとスカイマークに乗ってみた
いま話題になっているLCC(格安航空会社)のジェットスターに乗ってみた。新千歳空港から成田行きの便を片道のみジェットスターを予約した。
新千歳空港のチェックインカウンターは、ほかの航空会社のカウンターから少し離れたところにあった。事前にネットからチェックインをし、自分で航空券を印刷して持ち込むというスタイルが新鮮である。大手航空会社と違ってPDFファイルの航空券を自宅で印刷し、搭乗当日に空港に持ち込むのだ。
初めてLCCに乗るので少々早めに飛行場へ。全然スタッフがいない! と思っていたらスタッフが常にカウンターにいるわけではないようだ。写真を撮っているともうすでにたくさんの乗客が持ち込み検査場に並んでいた。この日のフライト便はほぼ満席。全員スムーズに進んでちょうど“定時出発時刻”といった感じであった。
乗り込むとさすが新しい匂いがする。新車の匂いだ。自分の席に座るとシートは革張りで思っていたほど狭いわけではない。むしろ足を伸ばせるなど広いとまでは言わないが特に狭いとは感じなかった。ただ通路が狭いので、乗客が荷物を入れたりすると“通行止め状態”となってしまう。
客室乗務員は定時出発に向け忙しそうだ。かなりすばやく動いていて、大手航空会社の客室乗務員と比較して見劣りする感じではない。
飛行機内での“飲食販売メニュー”はかなり豊富で国内線でこんなにメニューがあるのかと驚いた(すべて有料)。
無事、何事もなく成田空港に到着することができた。低価格で簡単に東京近郊まで行けるのは非常に便利。今後も利用したいと思う。
帰りの便は逆にスカイマークを利用した。スカイマークといえば「機内での苦情は一切受け付けない。不満のある乗客は消費生活センターへ」とするスカイマーク・サービスコンセプトをシートポケットで配布したところ、東京都消費生活総合センターから抗議を受け回収したことで記憶に新しいのではないだろうか?
ちょうど、筆者が搭乗する予定の飛行機の到着が遅れているらしく出発が1時間程度遅れていた。最終の成田発新千歳空港行きの便に乗ったのだが、あいにくの悪天候で“条件付き運行”となっていた(霧のため着陸できない場合は羽田に引き返すと恐ろしいアナウンスが……)。
飛行機の中は、ジェットスター同様それほど狭いといった印象は受けなかった。飛行機が安定すると“おしぼり”が乗客に配られる。次にドリンク販売サービスが行われた。ワンコインのドリンクはいろいろ種類があり、100円だし……とついつい買ってしまった。
悪天候だったにもかかわらず無事に新千歳空港に着陸したが、1時間遅れで到着したためJRに間に合わない乗客がいたようで「ウソ!? えっ?」という悲鳴のような声が上がっていた。ジェットスター同様、深夜帯を利用する便は“欠航”やこのような交通機関がなくなってしまうという可能性があることを理解・覚悟のうえ、利用したほうがいいと感じた。
今後もLCC各社の活躍に期待したい。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「mixbird」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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