インドのカップヌードルを食べてみたら激しくウマかったけどツッコミどころが多すぎて疲れた!
皆さんの大好きなカップヌードルは世界各国でも大人気! 実に世界85か国で販売され、カップ麺の世界総需要数の約2割をカップヌードルが占めているそうです。
その理由は日本でおなじみの味がそのまま販売されているのではなく、それぞれの国の食文化に合わせた商品が販売されているから。つまり世界各国のカップヌードルからはそれぞれの国の食文化を垣間見ることができるのです。スーツケースの中で場所をとることを除けば、カップヌードルは海外旅行で買うべき最高のお土産だといえるでしょう。
お土産でインドのカップヌードルをいただいた
さて、筆者のノジーマは先日インドのお土産として「ベジー マンチョー スパイシーベジタブル味」のカップヌードルをいただきました。僕はこれまでインドに行ったことがありませんから、こんなカップヌードルは食べたこともなければ見たことすらありません。
野菜がたっぷり入っているということは名前から想像できますが、「マンチョー」っていったいなんだ? なんとも怪しげな響き。インド料理に詳しい人ならわかるのかもしれませんが、たまにインドカレーを食べる程度の経験値しかない僕にはただただ怪しげな響きにしか思えません。
まあ考えていても仕方がないので、とりあえず食べてみることにしました……が! なんと食べる前からインドの洗礼を受けることになってしまいます。
ビニールの包装を開けるためにカップをひっくり返すと、なにやらカップの底でクモらしき虫が死んでいるじゃないか。ビニールに穴は開いていなかったので、ほぼ確実にインドで混入した虫なのでしょう。味はウマいのかどうかということよりも、無事に食べられるのかどうかが心配になってきました。
フタを開けてみると虫が中まで侵入した形跡は見られなかったので一安心でしたが、プラスチックのフォークが粉末スープまみれになっています。このあたりにもインドっぽさが感じられて最高ですね。
さらにフタには日本のカップヌードルと同様に「内側の線までお湯を入れる」と書いてあるのに、カップの中にその線は見当たりません。細かいことをいちいち気にしたらその時点で負け。「ベジー マンチョー」を手にした時点でここはインドなのです。郷に入れば郷に従え。目分量で適当にお湯を注ぐぞ!
適当に熱湯を注いで3分後。粉まみれのプラスチックスプーンで全体をかき混ぜるとスープにとろみが出てきました。見た目や香りはそこまでスパイシーな感じはなく、日本でおなじみの醤油ベースのカップラーメンのようにも見えます。
ところが麺を口に含んだ瞬間に僕の本能が警戒モードに切り替わりました。これは蒙古タンメン中本カップ麺のように、思いっきりすすったら激しくむせるやつだ……! その名の通りスパイシーでウマいけど、激しく辛い!!
辛さの原因となっているのはこの青唐辛子。これが驚くほど大量に入っているものです。日本では激辛ラーメンといえば赤唐辛子を使ったものがメジャーですが、その赤唐辛子が青唐辛子に変わったと思えばわかりやすいでしょう。食べた瞬間はそこまででもないのですが、辛い感覚が舌に残り、あとからボディーブローのようにジワジワと効いてくるのです。
食べれば食べるほど辛い感覚が増幅。全身から汗がダラダラ。これはヤバい。でもヤバいけど箸が止まらない。さすがに人を選ぶとは思いますが、ハマる人はどっぷりとハマる味。僕もマンチョーの美味しさにすっかり魅了されてしまいました。マンチョー大好き! マンチョー最高!
ところが夢中になって麺をすすっていると、ここでまた新たなインドの洗礼を受けてしまいました。
いったい何が起きたのかというと、なんと今さらカップの内側に線が見えてきたのです。明らかに最初は麺で隠れていた位置ですし、お湯をこの線までしか入れなかったとしたら麺の一部はお湯に浸らなかったでしょう。まったく、どうなってやがるんだ!
食べるのにも体力を使うし、ツッコミどころも多すぎて気力も奪われ、食べ終える頃にはすっかりグロッキー状態に。それでも気がつくと残ったスープに再び口をつけてしまっているという中毒性もヤバい。ここまでインパクトの強いカップヌードルなんて世界中探してもなかなかないでしょう。
インドのカップヌードル「ベジー マンチョー スパイシーベジタブル味」。インドに行く友人にお土産として買ってきてもらうもよし。これを買うためにインドに行くのもよしですぞ。
(執筆者: ノジーマ)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。